回転物の安定性について
2018/11/11
読者の皆様へ。
回転物の安定性について考えましょう。
世の中には回転する物が沢山有ります。地球の自転、月の公転、駒、ドリル、洗濯機、CD、
スポーツ各種、車のシャフト、上げたらきりがありません。
朝陽を見るのも、日が暮れるのも、その回転によるものです。
回転をする物が、ある効果を表す時も有ります。加工して、外径若しくは内径が円筒のもの
を造ったり、音を反復で造り出したり、空を飛ぶ手段に成ったり。様々です。
人も、走る時とか、水面を泳ぐ時には、足や腕を回転させます。真円ではなく、楕円形であ
ると聞きます。
現象、動作の継続、効率的加工等で、回転は絶大な効果をもたらしています。
では、回転とはどんな種類があるかというと、自発的回転、転がり、センターレス回転、軸
回転、向心力と遠心力の釣り合いによる回転等、様々です。
回転の安定性とは、例えば駒です。駒は、均等な円盤に細い尖った針をセンターに付け、1
度回転させたら、摩擦と空気抵抗により、回転速度を落とすまで回り続けます。そして、回転
速度が弱く成ってくると、湾曲した回転が起こり、やがて転びます。転んでも、円形の駒は、
今度は地面を回転して転がっていきます。
地球はどうでしょうか? 太陽の周りを公転していて、地球も自転していて、月が地球の周
りを公転している。こんないい加減な釣り合いで、永い期間の間、回転を保てるものでしょう
か? 土星にしても、あんな衛星のリングを抱えて、形状を保ちつつ太陽の周りを公転してい
る。
地球に至っては、陸地には高層ビルや家を偏らせて建てている。まあ、陸地の上に、陸地の
砂と土と金属で家を建てているので、変化は無いようにも思えるが。
何れにしろ、回転物はその速度が弱く成ってくると、バランスを失い軌道を外れるか、崩壊
していく。
不安がらせる訳では無いが、地球も同じである。太陽の膨張が先か、地球の公転、自転が先
か、月の公転が先か、何時かはバランスを失う時が来る。その寿命を少しでも伸ばす研究と実
践が、人類には求められている。
続きはまた今度に。
2018年11月11日 著者