日本経済の構造について
2020/02/07
読者の皆様へ。
日本経済の構造について考えましょう。
戦後経済を、日本国で見てみると、特需が有ります。これには触れま
せん。
経済構造を見てみると、先ず貿易黒字があります。これは物を輸入し
た金額より輸出した金額が上回る事を言います。
日本国は技術大国でした。他国では造る事の出来ない高性能技術を特
許として持っていただけではなく、職人技が高性能技術を支えていまし
た。
しかし、高性能コンピューターやAI、ロボット技術が世界中に広がる
と、職人技より精度の高い製品が造れる様になり、職人は必要性を失い
、標準化で、誰がいつどんな体調でも、コンピューターやAIやロボット
アームをセッティングすると、後は逐次、微調整するだけで設備導入さ
えすれば、簡単に高性能高精度製品を造れる様になりました。
設備が世界各国に広がると、日本国は競争力を失いました。所謂、設
備や製品を分析解析されるあれです。お互いに、競合製品設備を購入し
、分析解析されて、性能が似たり寄ったりに成ったのです。
日本国はそれで競争力を落とし、世界一の技術大国から陥落していま
す。日本の黒字や技術力が低下し追い付かれたのは、現地生産現地販売
にシフトした事にもよります。結局、輸出額が減り為替に左右され、現
地生産国に技術を盗まれた訳です。
また、技術提携や資本を抑えられた事にもよります。
これに、外国人が沢山、労働者として流入した事、また派遣社員や契
約社員の増加で、労働者としてやる気が失われた事にもよります。
産業構造が壊れて低所得に皆が成り、購買力が無くなり、観光客や外
国人の海外での製品購入に頼る。そうすると、国内でのメーカー製品の
販売力が落ちる。すると、国内メーカー社員の給与も減る。
サービス業界でも、製造業界の給与が減るから、飲食業界、娯楽業界
が次第に売り上げを落とし、各家庭に安価な代替を求める。レトルトの
多売やゲームバーチャル遊び方の発展で、健康を害する。
一方で、ゆとりのある生活を皆が求める。教育の質も落ちる。昔は朝
から晩まで父親、夫が必死に働いて家計を支えていたのが、共働きに成
り、異性関係も乱れる。母親が子供の面倒を視なくなり、放任主義に子
供を育て上げ、ろくでもない大人に成長する。
こういった背景が存在する。
ありきたりの解決法は、製造業界の革新だが、既に勉学で中国、韓国
、沢山の国々に教育体制で負けていて、優秀な人材は海外から傑出され
る。
日本国は元々、右に習え、出る杭は打たれるで、天才を潰してしまい
、本当に優秀な人材は海外に活躍の場を求める。要するに、日本人は真
の個性が無くなりつつある。
何々系と言った具合に。
この議論の続きはまた今度、続けていきたいと思います。
2020年2月7日 著者