自発的睡眠と誘導睡眠について

2018/09/19

 読者の皆様へ。

 睡眠の種類について、考えましょう。

 皆さんは、どんな時に眠りに就きますか。先ずは、静止している時。疲れている時。布団に

横たわった時。風邪薬を飲んだ時。色々ですよね。

 先ずは、静止している時の眠りについて。布団に横になって眠気がくるのを待つ。電車で、

座ってじっとしている。授業中に黒板を見ているふりをして目を閉じる。こうしていると、自

然と眠気がきたり、なかなか眠気が来なかったり。これを『 誘導睡眠 』と名付けます。

 この眠気の度合いは、色々と言われていますが、睡眠の一種で、眼から取り入れる外界から

の景色が消え、脳の活動が少し低下します。ここで、考え事をすると、脳は記憶した景色を見

せる為に、休ませていることになりません。

 『 自発的睡眠 』と名付けるもうひとつの睡眠があります。これは、脳が極端に疲れてい

て、一度、活動を強制的に低下させないと、脳の機能障害が起こると、オーバー容量になると

脳が感じた時です。これは、TVを視ていても、音楽を大音量で聴いていても起こります。

 いわゆる、脳のフリーズというものです。PCと同じです。

 また、これとは異なる『 ドラッグ 』による脳の働きの抑制があります。脳の麻酔剤です

。最近は、これによる犯罪も増えていますので、人から食べ物、飲み物を貰わないで下さい。

 前に、血流による眠気の話をしました。血流に睡眠の質が左右されると。専門書には、何と

か神経がどうのこうの書いていますが、私はサーフィンをして陸に上がると直ぐに眠気をもよ

おします。運動をして直ぐに眠気が襲うのはおかしいですよね。

 眠りとは、もっと複雑で、睡眠中に見る夢も含めて、複雑であると思います。現実の事が夢

であったり、夢に見た事が現実にあったかに思えたり。特に、子供の頃は、それが顕著です。

 話は変わりますが、数学を習って、プラスマイナス、分数式、小数点、虚数、複素数、そん

なものが何であるか、子供の頃に混乱した事がありませんか? 私は、電車に乗っていた時に

、進行方向と反対側に立って乗っていたら、左右の景色に混乱した事があります。

 要するに、眠りの質、自発的睡眠の時に見る夢が鮮明でインパクトが強いと、眠りから覚め

た時へ引きずる感情も強いのです。怖い、ホラーな幽霊に追い掛けられる夢を見て目が覚める

と、子供時代には暗闇に怯えませんでしたか? 大人になると、何故か、夢を見なくなります

 一言で言うと現実主義になるからですが、悪く言うと新しい発見が無くなるからです。起き

ている時に影響を受けた感情が、眠りの浅いときに整理整頓する能力が、早くなりレム睡眠中

での記憶を、後に残さなくなり引きづらなくなる。だから、大人は、翌日に目覚めた時に、夢

を覚えていない。たまに、昔、好きだった人の夢で後悔するくらいですよね。

 脳は、5感全てを司っています。しかし、夢で見た痛み(外的、心の)は、第何感なのでしょう

か? 恐らく、人間には未だ眠っている力が存在しています。

 続きはまた今度に。

                             2018年9月19日 著者