人間関係について

2018/09/18

 読者の皆様へ。

 人間関係について考えましょう。

 少し、重い話が続いて居ますので、今回は軽い話をしましょう。

 人間関係、特に、集団での人間関係と、個人個人での人間関係の違いについて、見解を述べ

たいと考えます。

 よく『 集団心理 』という言葉を聞きます。これは、人が集まると意気揚々となり、エス

カレートした行動に走ることを含みます。「 赤信号皆で渡れば怖くない 」と言う言葉も流

行りました。

 これは、皆が揃って行っている事なので、間違った道に走りがちです。特に頭の良い指導者

の方々がいるかいないかで、幸運な結果になるか、不幸な結果になるか、運命がわかれます。

 少数の正しい意見を述べる者達を、無視してしまいがちです。

 では、個人個人での人間関係はどうでしょうか。個人個人での人間関係は、いわゆる、『

自分自身の行動を映す鏡 』です。こちらが相手に対して、礼儀正しい態度を取れば、相手も

瞬間的に礼儀正しい態度で返してきます。他人の目が無いからです。意外と、本心を打ち明け

られるものです。

 個人個人の付き合いで、相手に横柄な態度を取ると、仮に相手がその場は我慢しても、後で

悪い噂がたったりします。その行動が、正しい行いであったのなら、後で誤解はとけます。し

かし、間違った行いならば、アイツやはり性根が腐っているなと、思われます。

 長い人生で色々な事がありますが、毎日顔を突き合わせていると、その人が悪い人でも騙さ

れて善い人に思えてきます。暫く会わない人は、風の噂で、段々とその人の本質が薄れていき

ます。ですが、たまに会う人は、正当な評価を下せるものです。顔付き、雰囲気、態度、風貌

が変わっているのに気付くからです。

 毎日顔を突き合わせていると、集団心理に傾きがちです。疎遠だと、本質を忘れ去ります。

たまに会う間柄だと、本心が判ります。この最後の間柄が、一番、良好な人間関係だと思いま

す。

 男女間だと、「 ああ、この人の事が一番好きだな 」とか、同姓間だと、「 こいつとは

、喧嘩もするが信頼できるな 」と気付いたりします。

 とにかく、人間関係、直ぐに行動を取るのではなく、じっくりと本心を突き合わせて付き合

うと、相手の真の姿が判ります。男女間だと、好きあっているなら、相手の為に命を投げ出せ

るとか、同姓間だと、こいつには難しい込み入った相談も出来るなとか。

 人間関係とは、大まかに言えばそういうものであると思います。

 続きはまた今度に。

                             2018年9月18日 著者