海洋の季節と魚の回遊の関係について

2018/07/24

 読者の皆様へ。

 海洋の季節と魚の回遊の関係について考えましょう。

 魚は常に、餌を追い求めて回遊魚は、外洋を回遊して季節毎に巡ってきます。

 日本では、夏に海水が汚れます。これは、人間の海水浴のせいもありますが、恐らく、

微生物の大量発生でしょう。(赤潮にも関係している)

 何故かというと、海水温度の上昇です。海水温度が上昇すると、海に微生物が大量発生

し、それを求めて魚が集まる。

 一方で、魚も寄生虫が体に付くのを嫌がり、綺麗な水を好む。北半球と南半球では、こ

れが逆さになる。もちろん、海流の関係もあるはずである。

 だから、日本では、海水が綺麗になる頃の秋が深まった時期の魚が旨く、大量に獲れる

。外洋を回遊して沢山の栄養を蓄えた脂の乗った魚が、帰ってくるからだ(仮説)。

 黒潮は、栄養分を沢山含んでいると言われていますが、南海では、魚は一年中豊富に獲

れている。

 魚も自身の体に寄生虫が付くのは、死を意味している。体が弱り、交配もできなくなる

。魚も健康を意識している。

 よく、淡水の魚は生で食えないという。寄生虫がついているからだ。だから、鮎や鰻や

鮭などは、幼魚の頃に外洋へと危険を覚悟で下り、外洋で栄養を蓄えて、元の川に帰って

くる。幼魚の時は、寄生虫の格好の餌食だろう。人間の子供にも言える。

 これは、あくまでも太平洋での考えであり、他の外洋での事は解らないが、外洋を泳ぐ

哺乳類でも当てはまるのではないか。

 海洋汚染は、格好の寄生虫の温床となる。新鮮な魚が生で旨く食えるには、やはり工業

用水などで海水を汚さないで、自然の地球環境を保つ事が求められると考えられる。

 続きはまた今度に。

                           2018年7月24日 著者