物事の数値化について

2018/07/24

 読者の皆様へ。

 物事の数値化について考えましょう。

 人間が、物事を数値化するのは、それぞれの人物の能力、製品の精度や性能、物の値段、

長さ、時間等々、必要不可欠です。それが昔は、一地方毎、1国毎だったのが、最近になり

世界共通の幾つかのものさしを使うようになりました。

 地球は丸く、球体です。それぞれに層があり、その層毎に性質が違います。だから、同じ

条件で物事を数値化することが難しいのではないでしょうか?

 本当の話しか知りませんが、宇宙飛行士の方が、宇宙空間では身長が何センチメートル伸

びたと語っていました、骨が伸びるのか、柔らかい肉の部分が伸びるのか知りませんが。

 人間の評価方法も曖昧です。テストで90点取った生徒が80点取った生徒より、成績が

悪い、もしくは同じということがあります。授業態度だとか、先生のお気に入りだとか、成

績範囲です。努力が含まれていませんよね。

 物の値段も、地方毎で全く違います。内陸部、田舎、山の奥ではもちろん、輸送コストで

製品の値段が上がりますが、今はスーパー、コンビニ、ディスカウントショップとかがあり

、50メートル離れた距離で、同一製品の値段が違います。おかしいですよね。

 製品の輸出もそうです。政治的な事はいいませんが、同一製品の性能に差が出ます。寒冷

地、熱帯地、乾燥地では、まるで製品の耐久性が違います。製造元は、どんな環境でも対応

出来る製品造りをしていますが、それぞれの気候に合わせた性能を考え出荷しますよね。

 これからの電気自動車時代も、冷暖房だけでなく、バッテリーとかモーターなので、消費

しやすいとか、調子が悪いという問題も、頻繁に起こる可能性があります。燃料が電気なの

で(大型バッテリーか?)、予備に車に積んでおくこともできず、インフラの整備も必要です。

 最近になり、電話、テレビ、インターネット等の普及により、ダイレクトで地球上で、時

間差がなく物事が行われているように思われます。しかし、通信も最高で光(?)で行われて

いるので、距離が離れていると、自分が話した言葉が数秒後に相手に伝わる事があります。

例えば、日本で東京と名古屋で同じテレビ番組をつけて、携帯電話でお互いにスピーカーで話

してみて下さい。同じサッカーの試合を見ていたら、「ゴール」という絶叫が、数秒後に、

電話口から聴こえてきます。どちらの通信速度が速いかは一目瞭然です。

 ブランド品の高価格、新製品の価格設定、人の評価、色々と数値化しがちですが、数値化

自体に疑問があります。決して数値だけでなく、真のものの評価というものは、数値化でき

ないものです。潜在能力とか、伸びしろとかを人は計算にいれても、計算が狂うものです。

 続きはまた今度に。

                            2018年7月24日 著者