2018/07/09
読者の皆様へ。
相対速度について考えましょう。
よく、車に乗っている時、電車の窓際に乗っている時に、反対向きの電車が走り出し
たら、錯覚で自分の乗っている電車が走り出したと錯覚することがありませんか?
その時に、驚くことに、その錯覚で、自分の乗っている電車は停まっているのに、加
速度を感じて、めまいや、脳がくらりとしたことがありませんか?
不思議ですよね。自分は全く動いていないのに、目を通した画像が脳で錯覚を起こし
て、めまいを起こす。
これを科学的(生物学的)に分析するのは難しいですが、心理学では考えることが出来
るのではないでしょうか。反対向きの電車がホームで数十センチメートルの位置で停ま
っていて、自分の電車が出発する時の加速度を脳が覚えていて、それに脳が備えている
。
実際は、相対速度で、こちらの電車が動いていても、反対向きの電車が動いていても
、人間の目には同じに映るが、脳には負の加速度による力が働いている。だから、目で
反対側の電車が動き出しても、脳が自分の乗っている電車が動き出したと勘違いして、
加速時に掛かるGに備えてしまうが、実際は動いていないので、めまいを起こす。
仮に、東向に時速90キロメートルで走っている電車と、西向きに時速90キロメー
トルで走っている電車の相対速度は時速180キロメートルです。空港にある、平面的
なエスカレーターが時速10キロメートルで動いていて、同じ向きに人が時速10キロ
メートルで歩いていると相対速度は時速20キロメートル。それをエスカレーターの動
く向きと反対側に動くと、相対速度は時速0キロメートル。
これは、運動、仕事をしているのに、実際は動いていないことになる。だから、実際
の速度と相対速度を光で考えて見ると、やはり、光でさえ捕まえてしまう引力もあるこ
とからも、光の速度についての糸口が見えてくる気がする。
続きはまた今度に。
2018年7月9日 著者