2018/05/11
読者の皆様へ。
『マーフィーの法則』と云うものがあります。日本でも大流行致しました。
著者である私は、これに、『時間的概念』と、『距離的概念』が相関関係にあると
考えます。
マーフィーの法則では、物事には必ず遅れが生ずるとあったと思います。それは、
2つの理由が考えられます。
1つは、時間です。短期的で実現可能な計画には、少量の時間のズレしか生じない
のは自明のことです。長期的で実現に努力がいる計画には、多量の時間のズレと
失敗が付きまとうものです。
当たり前ですが、その間に、様々な問題が降りかかるからです。だから、著者は、
重要な約束事については、2倍くらいの時間的余裕を持って臨みます。
2つめは、空間です。空間が、距離が遠くなる計画には遅れが生じます。例えば、
近所のコンビニに自転車で行くのに、1分の余裕を持って出掛ける。これには、狂い
は生じにくいです。
しかし、遠くの外国に出掛ける時には、その間に様々な要因と問題が旅行客に降り
かかるので、絶えず遅れが生じます。
『距離と時間の法則』とでも言うのでしょうか。問題が積載していく事です。企業
活動も、この問題によって、計画の延期や見直しが、必ず必要とされます。だから、
定期的に進捗度合いのチェックをして、遅れを挽回しようとします。
これをしても、納品に欠陥があったり、リコールが起こったり、部品の調達が遅れ
たり、欠品、納期遅れが生じます。別に、担当者は楽観的に考えて計画を練っている
訳でもなく、仕事をする人の体調もあれば、アクシデントもあり、体力にも限界があ
ることを、計算に入れて無いからです。これは当たり前の事です。人間はなまもので
生きているので、トイレに行く時間、病気をする事実、意見の食い違い、怠ける、途
中で放り投げる等、考えられるからです。
最近は、機械化が進み、ある一定の予定は見込める事が出来ますが、故障などで、
人が絡む事態では不確定要素が未だ未だ存在します。
だから、計画と時間は狂うのです。
続きはまた今度に。
2018年5月11日 著者