人間の視覚について

2018/04/22

 読者の皆様へ。

 人間の視覚について考えましょう。

 人間の視覚は、物事をそのままに見せている訳ではありません。例えば、

電子顕微鏡です。その対象物が小さくなればなるほど、見え方が変わります。

倍率だとか、焦点です。

 対象物が小さい程、光の反射角度だとかが、微妙に変わり、人にその姿を変えさせて

見せます。

 例えば、2人の人間がいて、『あれ見える?』と言っても、個人の脳の構造も違えば

、レンズも焦点も倍率も、利き目も全て条件が違っているので、同じに見えているよう

で、実は違う映像を見ているのです。

 その条件をなるべく揃えてあげようというのが、眼鏡です。乱視だとか、視力、その

他を、眼鏡屋は調節していますよね。

 絵画があるとします。だまし絵です。立体的に浮き上がって見えたり、別の物に見せ

ることも出来ます。黒と白、どちらに焦点を合わせるかによって。また、絵をずっと、

凝視していると、不思議な現象が起きませんか?

 虹は不思議ですよね。何故、降水の後に、あの形を取るのか。オーロラもです。私は

あれ自体が、昔の人には神の力に人々が思えたと思います。科学的に色々と言われてい

ますが、水道の水をホースで出しても、条件によっては小さな虹が出来ます。

 何故、1/4円弧の円形で、7色になるのか? 見る角度によっては、虹は存在して

いません。理論的には、天然の光の波長がなんたらかんたらで、水分をなんたらかんた

らです。

 では、光とは何なのか? 粒子性と波動性により、虹が一定条件の元、一定の角度か

ら見える。そこに、光が存在している、空気、水が存在しているから。

 話は飛び越えますが、宇宙空間で見えるもの。暗闇にも、光子が存在している。しか

も、無数に。これが、不思議ですよね。暗くした部屋に、光子は存在しているでしょう

か? 

 今の所、光を発している『媒体』である、『恒星』『蛍光灯』『懐中電灯』『炎』等

の存在無くして、人間は光を見る事ができません。そこの所を考えた場合(反射物による)

、皆様も納得出来ないどころがあると思います。

 続きはまた今度に。

                          2018年4月22日 著者