人間関係について

2018/04/19

 読者の皆様へ。

 人間関係とは難しいですね。

 先ずは、『会話』と『言葉』と『発音』です。

 会話では、相手を怒らせたり、悲しませたり、不機嫌にさせる言葉がどうしても

混ざってしまいます。只、会話しているだけでも、『あいつ、あんな人と仲がいいのか』

と思われて、いつの間にか派閥が出来て、他のグループの悪口を言ったり。

 また、言葉は厄の元と言います。言ってはいけない言葉で関係が壊れたり、決定的な

言葉があったり、人を喜ばしたり、発奮させてやる気にさせる言葉があったり。

 発音についても、複雑です。自分はこの言葉を言ったのに、遠くで聞いていた人には

自分の悪口に当たる言葉に聞こえたり、卑猥な言葉に聞こえたり。人間が2人いて、

笑ったり、ひそひそ話をしているだけでも、ある人には自分の悪口を言われている気が

して、相手を傷つけたりします。

 これは、狭い地球上で、どこの国にもあると思います。近くで話している人達が、

会話のなかでバカとか、悪口に当たる言葉を発したら自分の事かと思ったり、女の子、

近くで男子がかわいいと話していたら、肯定的に自分の事かと思い、お洒落に気を配り

ますよね。

 それは、半々であります。病的に何でも自分に関連性をつけてしまうと言われてし

まう人もいますが、本当に自分の周りでそのような会話がされていたら、それは病気

のせいではなく、時代のせいだと思います。

 最近の人間はある意味クレイジーです。昔に比べて。私が昔に生きていたのでは

無いからこれは偏見であるところもあります。しかし、最近は笑い方1つをとっても、

悪意に満ちていたり、下品です。それでは、人を傷つけてしまいます。

 日本は比較的、言葉の暴力で他人を傷つけてしまいますが、海外では違うと思い

ます。何か言おうものなら、ガタイの大きい外国人のこと、腕力の暴力で報復される

のが目に見えています。また、日本語を話していると知られた時点で、嫌悪の対象

になることもあります。

 特に、目上の人からの目下の人への言動、両親からの子供への言動が、時として

言動を受ける側の失望や、喪失感を生み出します。パワハラとか、言葉のドメスティック

バイオレンスというのでは済まない、人間の自尊心を崩壊させます。

 日本では『アメとムチ』という言葉があったりします。アメだけ与えられた人は

自尊心だけ大きくなり他人を見下します。ムチで育てられた人は、常に気弱で受動的

です。

 自然界で、荒波にのまれて育つと、これが違います。人間対人間ではなく、自然対

人間だからです。例えば、キックボクシングの王者が、サーフボード1本を持って、

3メートルの波が立つ、海の沖合い100メートルの所にいたら、何も出来ないどころ

か、流れに流されて生死をさ迷うことでしょう。普通の女の子なら、即死します。

 自然界とは、本来そういうもので、現代人は、都会の人間関係にばかり注意がいき、

自然への畏敬の念が薄れている。つまり、全てのものに敬意をはらう事が失われて

いるのだと思います。比較的安全な現代社会の中で。

続きはまた今度に。

                          2018年4月19日 著者