動物と時間

2018/04/15

 読者の皆様へ。

 『動物』と『時間』について考えましょう。

 まず、植物の命について考えます。例えば、木は長命ですが、その分、進化論を

肯定的にとらえると、遺伝子の交換サイクルが遅く、細く長く生きている気がします。

 草花については、短命ですが、その分、進化の過程で環境に適応性を示すものも

出来て、高山でも(空気の薄い)生きることが出来るようになりました。

 では、生物『動物』はどうでしょうか? 微生物については、或いは高度数万

メートルでも生きられる可能性があります。私達の持っている微生物についての

イメージは、とても弱々しいですよね。

 深海でも同様です。深海に住む魚は急激に深度を上昇させると水圧の変化で

体の一部が飛び出したり、体自身が柔らかくできています。

 一方で、哺乳類は、高所に行くと、高山病(酸素濃度のためか?)などで、直ぐに

体が弱る反面、スポーツ選手などは、高山で敢えてトレーニングすることで、

持久力をつける事ができます。

 深海でも、人間は生きられません。水圧によって体に圧力がかかり、押し潰され

る、また、体に有害な元素がたまるからです。

 風邪は、毎年、冬に流行しますが、毎回、少し違う遺伝子的(耐抗生物質的)な、

ウイルスですよね。しつこいくらいに。人間は一度掛かった病気が治ったら抗体

が体に出来て再びかかることはない(例外があるようです)が、毎回、ウイルスは、

動物の体で繁殖して、その媒体を移動しながら、生き延びて、進化しています。

 ウイルスに侵されて熱が出る仕組みは知りませんが(高熱を出すことにより、

熱に弱いウイルスを殺すためか?)、ようするにいたちごっこで、お互いに、

共存共栄している訳です。

 動物と時間は、とても密接に関わっています。四季など、地域などで、まるで

タイミングを図っているかのように、動きがシンクロしています。

 植物は、その場所を動けないですが、動物は、場所を移動することができる

からです。

 続きはまた今度に。

                       2018年4月15日 著者