真空中のエネルギーとは何かについて

2020/08/05

 読者の皆様へ。

 真空中のエネルギーとは何かについて考えましょう。

 物と物の間には、万有引力が存在しています。真空中では、摩擦

という概念が無いので、公転というものが成立するのでしょうか?

 仮に、地球上の大気中での自由落下の問題で、空気抵抗と加速度

質量mgとの間の力の釣り合いで、落下速度が一定に成るとあります

。ですが、厳密には、気圧は地面に近付く程、大きく成るので、速

度変化があるはずです。

 真空中では、ほぼ摩擦ゼロと考えて計算しています。エネルギー

が真空中を伝わる時、エネルギー損失は余り無いはずです。

 地球上では、沢山の質量エネルギーによって、摩擦ゼロはあり得

ず、物質密度と万有引力とのエネルギーと、摩擦や衝突や熱エネル

ギー等、複雑な様相です。

 宇宙空間では、別です。粒子なのか素粒子なのかの影響を考えな

いと、例えば、太陽系では反永久的に、太陽の周りを惑星が公転し

なければ成らないが、太陽の質量エネルギー損失と、同時に地球に

熱エネルギーをもたらしている。それを守っているのは、地球重力

によって守られた大気や層だ。

 これが、結果、地球温暖化の方向に傾いている訳で、太陽も核反

応により質量エネルギー損失により、膨張の方向に傾いていると推

測出来る。

 一概に言えないのは、宇宙空間では不測の事態が長い時間で起こ

り得る事だ。

 例えば、宇宙規模では無く、銀河系規模で考えてみる。光エネル

ギーの損失と粒子なのか素粒子なのかの損失で、確実に質量エネル

ギーを失うのは銀河系の外側の方で、内側は強い重力で質量エネル

ギーを手離さないはずです。また、入りの質量エネルギーもあり得

る。

 閉鎖空間では無いので、必ず損失の方が大きいはずで、銀河系の

中心部分はそれに反して質量が積載されていく。

 そもそも銀河とは、一塊の質量の塊(恒星や惑星やその他)と考

えると、形の多様性がある。それもそのはずで、宇宙の誕生も未だ

解明されていない。

 では、銀河の誕生は何故起こるのか? ガスの集まりから巨大な

質量の塊に成ると言われている。ですが、ビッグバン成るものの存

在は確実では無く様々な矛盾点がある。

 仮に、ビッグバンで、瞬間的にこの宇宙の質量と空間が膨張して

分配されたら、粒子ガスで曇っていたものが、数10憶年で銀河を

形成出来るか? 銀河は100,000光年の直径を持っている。物

質の移動を考えると、数10億年で銀河を形成出来るものか?

 私は、これは神による力としか思え無い。人間があれこれ観測出

来る宇宙の姿が、太古の姿であり、時間的間隔が空きすぎているか

らです。

 見える事と、存在している事は違う。脳は物質を空間内で認識す

る機能であり、目はレンズの役割だ。だから、例えば遠くに見えた

人の身長や姿が、近付くと意外であったりする。大袈裟に言うと、

動物を人間と錯覚する先入観というものまである。人間は、思い込

んでしまうと、実在の姿を他のものにまで全く見えてしまう。

 だからこそ、数の尺度で計算して、神の起こす現象を人間の型に

填めて決め付けていないか心配です。人間の良い所は感情豊かな所

ですが、感情が時に冷静な判断を誤らせる事もあり得ます。

                  2020年8月5日 著者