正論と虚偽事実を議論した時の正論者に対する虚偽者の対応について

2020/06/25

 読者の皆様へ。

 正論と虚偽事実を議論した時の正論者に対する虚偽者の対応に

ついて考えましょう。

 私は正論を常々、述べる様にしています。だから、今の日本国

は間違っていると言いたい。

 何が間違っているというと、正論がまかり通らない事実です。

日本国を駄目にしている人間が、政治家に成り政治を動かしたり

、行政、司法、立法から、何から何まで正しい意見より、集団の

唱える不当な意見が採用されます。

 経済不振にしても、間違っています。対応が。産業の中核を担

う鉄鋼業界についても、背水の陣で再編をして生き残りにかけて

みるしかないのに、『減産』を行うと言っています。これは事実

上の退却、敗退を認めた事に成る。生き残りを抗ってもいいので

はないか?

 また、私が大学を卒業して就職する時には、1兆円売上高企業

は憧れの的だったが、ピンキリであった。成長株も有れば、衰退

するのが判っている企業、柄の悪い企業、風紀の乱れた企業。

 だが、今に成って、それらの企業の社員年収の差や福利厚生や

ストレスや業績不振が浮き彫りに成っています。何故なら、いく

ら1兆円売上高企業が技術力を持っていても、戦略が無くて、不

備が在ったり、宝の持ち腐れだからです。

 世界的に見て、1兆円売上高企業は、五万と在ります。そんな

中で、いくら90%の技術力を95%に高めようとしても、経営

戦略が無ければいずれ淘汰されていきます。また、営業力が無く

てモノや商品が売れないのも技術力の持ち腐れです。

 一方で、海外の大企業は、経営戦略を持っています。『夢』を

実現する型の企業あり、『販売促進重視』の企業あり、『広告宣

伝』による知名度がある企業あり、日本国の様に『技術力向上型』

企業も在ります。ですが、企業の在り方はそれぞれの企業が独自

に決めたら良いですが、海外の企業は確実に販売促進重視です。

 高性能な製品が低性能の商品より必ず売れる訳ではない。購買

者は、商品のコストパフォーマンスを見るからだ。損益分岐点を

考えて、多少性能を落とした商品でも、値段と見栄え(デザイン)

が良ければ、爆発的に売れる可能性も存在する。

 日本国は、国民の性格上、不良品を売るのを嫌がるし、それな

りの値段をつけてくる。一方で、海外の企業は、傾向として、研

究実証をあまりせずに、先ずは製品を市場投入してみて、そこか

らクレームがあり改善に入る。製品性能100%の製品など無理

だから、海外は動向を見ながら、次の改良型製品に繋げて、元は

取って、開発費や改善に繋げている。

 何故なら、日本国は品質に口煩いからだ。例えば、1年間で壊

れるCDプレイヤーと、10年間で壊れるCDプレイヤーを考える

。値段が性能の良い方が5倍としても、私なら安い方を買う。

 理由は、10年間で、デザインも性能も機能も、全て刷新され

て、全く違うトレンドが生まれていて、しかも、保証期間も考え

ると、安い製品の方が得だからだ。

 究極は、安値で高性能な製品が一番良いが。

 ある製品に拘って製品性能を100%に近付けようとしても、

新しい素材やアイデアの製品性能の潜在力が2倍ある製品には、

なかなか販売促進で勝てない。例えば、ガラケーとスマートフォ

ンでは、まさかスマートフォンなるデザイン機能が世間で常識化

するとは考えていなかった時代もあります。かくいう私も、皆が

スマートフォンを使い始めた時に、購入を出遅れてガラケーを

使っていた1人でした。

                2020年6月25日 著者