賠償責任の有無について

2020/05/10

 読者の皆様へ。

 賠償責任の有無について考えましょう。

 そもそも、ウイルスを移した拡散させたという疑惑で、賠償責任

を追及する事が出来るのか?

 先ず、日本国の経済は中国に依存しています。中国に輸出入で、

相互に依存しています。中国では、日本車や電化製品の需要が高い

ですし、中国人の観光客も日本に沢山来てくれています。

 今回、中国がウイルスを発生させた証拠は恐らく無いし、ウイル

スは大気や動物や水分に乗って自然拡散する。だから、新型コロナ

ウイルスに限らず、風邪やインフルエンザも発生源が不明なはず。

 それを言い出したら、アマゾン奥地や都会にでさえ、未知のウイ

ルスは存在していて、たまに世界的に流行する。だから、未開の地

には、ウイルスが沢山居るので、一切入らない事と成る。

 また、風邪やインフルエンザを移したと成り、それも責任追及の

元に成る。

 ニュースで見たが、世界各国が新型コロナウイルスの発生源と見

られる国に、1京円(10,000兆円)を超す損害賠償を請求しよ

うとしているが、それは理に敵わない。

 それを言い出したら、原発事故を起こして大気や海水に放射能を

拡散させたり、核廃棄物からの放射能を出した国々にも賠償責任が

ある。核実験をした国々にも。

 元々、核兵器を所持している国々は、地球上の各国を威嚇してい

る様なものだ。

 日本国に於いては、中国の1年間のGDPの何倍にも当たる賠償を

中国が承諾するはずはないし、したとしても日本国の輸出入も停滞

し、地獄だ。

 世界各国に於いては、遺恨を残すし、もし小国が新しいウイルス

を拡散させた場合は、その国に多額の借金を背負わせて潰す積もり

か? そんな前列を遺したら、個人間でも、新型コロナウイルスを

移したとの訴訟が発生してしまう。

 最悪、拒否されたら武力衝突が起こり、ウイルスパンデミックよ

り深刻な世界経済麻痺が起こり、地球経済は立ち直れ無くなる。

 過去の1929年に始まり10年間程続いた世界大恐慌時の世界

総人口は約20億人とある。この時は、未だ物資を供給するのに、

現在の4分の1の速度で済んだ(現在の世界人口75億人)。

 だから、世界経済の回復力もあり、現在と状況は違う。仮に、ウ

イルス発生源と断定した国から数値だけの金額を取れたとしても、

物資の供給元の国を困窮させたら、世界的物資不足と成り、世界中

がインフレに成り、物が手に入らなく成る。

 解決法は、ウイルスの解明と、国際機関への資金の拠出しかない

。無理は承知だが、富める国はまだいいが、貧困国でウイルスと貧

困の両面から、死者が多発する。

 世界中の各国が、自国を先ず守るのは理解するが、人道的立場に

立つと、やはり貧困による飢餓は各国で起こります。

 元々、この狭い地球上に、これだけの人口が住む事が無理難題で

はないか? 各国が先進国化を目指し、職業が専門化したせいで、

物の地域毎の過多が起こる。

 つい最近迄は、マスクにしても、性能重視使い捨てであったのが

、今は手作りで洗浄して何回も使用するのが当たり前です。

 とにかく、ウイルス専門家、経済専門家、環境専門家の方々は先

頭に立ち、危険を覚悟で仕事を全うして下さい。製造業、農林水産

業、サービス業の方々も全力で仕事を全うして下さい。

 よく『体調を整えるのも仕事』との偉そうな言葉を聞きますが、

今は『休むのも仕事』に成っています。ウイルスによる影響を知ら

ない者が、軽はずみに口にする言葉です。

 体調が整わなくて、ウイルスが怖いから、死を目の当たりにして

いるから仕事が出来ないで、皆がイライラしています。

 昔の人達は、死を目前にしていても精一杯に仕事をしていたので

はないのかと思います。家族や国や世界の為に。

                 2020年5月10日 著者