私達が住む宇宙の単一性の正否について

2019/04/09

 読者の皆様へ。

 私達の住む宇宙の単一性の正否について考えましょう。

 私達の住む宇宙の歴史は、140億年の歴史を持つと研究されています。この考え方

は、宇宙に中心部が有るという考え方に似ています。1点から始まったという考え方で

す。

 では、何故、そこの1点から、宇宙が始まったかという議論に成ります。何故、その

点でなければならなかったのか? これは、地球を中心として世界が回っていたという

天動説に似ています。考え方自体がです。

 天動説の歴史をサクッと調べた所、紀元前300~400年くらい前に唱えられ始め

ています。ある方が、地球と天体を観測して、そう判断した様です。確かに、太古の昔

の夜中の星空は、地上に灯りがなく星空がとても鮮明で、星々が地球の周りを回転して

いる様に思えて、尚且つ観測データ的にも、少しの誤差はあってもほぼ周期的であった

のでしょう。

 ある天才の方が現れて、革新的な考えと、観測により夜空で見える範囲の宇宙感を、

閃いたのでしょう。

 一方、地動説は、サクッと調べた所、欧州と中国で、学問と宗教が混ざって唱えられ

ています。昔は、宗教的な権威があり、先に考えた人が居たとしても、とても声高にま

さか、自分達の住む地球が、太陽の周りを回っていて、更に時代が下り銀河系の端しっ

こに存在しているとは、言えなかったかも知れません。

 現在はどうでしょう。太古の昔は、目視での宇宙観測でしたが、科学が発達してきま

した。しかし、その科学も万能てはなく、地球上の気候、電化製品でさえアウトオブコ

ントロールです。科学の目が良くなったくらいです。

 考えを広げていくと、宇宙の中心地でビッグバンが起こった、若しくはビッグバンが

起こった地点が宇宙の中心地というのはおかしいし、疑問点がある。前から言っている

様に、物質の膨張が加速度を持つなら、宇宙は一気に膨張してから、緩やかな加速度に

下がり、現在も膨張していると現在の科学者は口を揃えて言う。これも、科学という宗

教的権威から、突拍子もない意見を排除する頭ごなしの人間の古い風習からきている。

 私は、宇宙は単一性ではないと考えている。他にも、多分、そう考えた人は沢山いる

と思われる。1個の卵子から幾つもの子供が産まれる事もある。私達の住む宇宙がちっ

ぽけな宇宙であったら、もっと遥か遠くの大宇宙が存在していても、観測出来ない。

 本当にもしかしたらだが、我々の住む宇宙が、何かを中心に公転している事もあり得

る。これは、ものの例えだが、宇宙には何が有ってもおかしくない。

 だから、大宇宙∞と、私は唱えている。何故なら、物質、空間、時間を考えた時に、

単一性宇宙では合点がいかないからだ。

 続きはまた、今度に。

                           2019年4月9日 著者