光による可視と光を見る事の違いについて

2019/03/30

 読者の皆様へ。

 光による可視と光を見る事の違いについて考えましょう。

 人間は通常、瞼を開けていると、景色が見えます。しかし、瞼を閉じると、太陽の光を

感じる(瞼の中が明るい)事が出来ても、景色を見る事が出来ません。

 これは、おかしいですよね。瞼を通り越して来た光の粒子が、瞳に届いているのに、景

色が見えなく、ただ明るく感じるだけです。

 瞼の代わりに、網目の細かい格子を目の前に置くと、少し格子の向こうの景色が見えま

す。これは、人間が進化の過程で、瞼という光による景色を遮る、睡眠に適したフィルタ

ーを手にした事によります。

 では、光はどの様に景色の情報を載せて来るのでしょうか。最近は通信で光何とかとい

う言葉をよく耳にします。

 光が映像情報を人間の目に直接届ける時、沢山の粒子の波影なのか、粒子に映像を載せ

て来るのか、はたまた他の方法なのか。

 例えば、哺乳類、爬虫類、両生類、魚類、鳥類、昆虫類ではそれぞれ目の構造が違い、

見えている景色も違うはずです。哺乳類は複雑な見る為の構造を持っているが、昆虫類な

どは極シンプルな見るという構造で物を見ているはずだ。

 光は直接、発光物体から出ている時は、目に色として入ってきて脳に認識される。しか

し、一旦、物に反射して動物の目に飛び込んで来ると、形として、脳に認識される。

 この違いは何かと言うと、粒子性と波動性にあるのではないかとの想像がわく。

 続きはまた今度に。

                           2019年3月30日 著者