空飛ぶ自動車の問題点と人口増加について

2018/11/18

 読者の皆様へ。

 空飛ぶ自動車の問題点と人口増加について考えましょう。

 最近、ニュースでよく見る空飛ぶ自動車の構想と問題点についてです。先ずは、空飛ぶ自動

車の発想は面白いと思います。水陸両用自動車の次は、空陸両用という発想ですね。

 ですが、これから益々、世界人口が増えて、電気自動車の普及も成り立ち、自動車の数も増

えて行く中で、交通渋滞の解決策を空に求めようというのですね。

 ここで、問題点を挙げます。免許はどうするのか、空中事故時の責任はどうするのか、空中

での交通渋滞はどうするのか、自衛隊のレーダーに掛かってしまう問題、航空機や自家用ジェ

ット機やヘリコプターやドローンや鳥との衝突はどうするのか、国境を越えてしまう問題は、

と数々の問題が上がります。

 空中での事故は、地上に自動車が墜落して二次災害も起こります。要するに、空での渋滞で

、空が自動車で虫の様に埋め尽くされたら、余程の自動運転技術とルールがないと、かえって

交通問題を複雑化しかねるという事です。

 それよりは、道路を立体的に整備して、交通をスムーズにし、安全な自動運転技術を開発し

た方が良いのではないでしょうか。これだと事故も減り、目的地を皆が入力して自動運転で、

交通渋滞を組織化されたデータで予測して、最小限の時間と労力で目的地に到着する情報網を

整備する方がましです。

 特に、交通渋滞は都市部、人口過密地帯で起こります。そこで、自動車を空に飛ばせる訳が

ない。それならば、都市部の道路を数段に立体化して、5キロメートル毎に連絡道路を造り、

事故時にはその区間の道路の使用を自動的に避ける仕組みにした方がいい。

 空飛ぶ自動車の制限を設けるなら、それは一部のお金持ちの嗜好品となる可能性がある。

 広大な土地を持つ地域でも、やはり空飛ぶ自動車の墜落、衝突、墜落による家屋への二次災

害は、避けられない。軍隊を持つ国なら、軍のレーダーに魚群探知機の様に自動車が映り、未

確認飛行物体だらけになり、テロの心配も起こる。

 夜間の空飛ぶ自動車の運転は更に危険だ。降水時も。だから、空飛ぶ自動車の構想は、初歩

段階から躓く可能性がある。台風や自然災害時に特に被害を受けたり、逆に命拾いしたりする

くらいである。

 やはりここは、実直に、航空機は航空機、陸上を走る自動車はその性能と安全性を上げる努

力をしていくべきであると思われる。

 続きはまた今度に。

                            2018年11月18日 著者