2018/10/23
読者の皆様へ。
自動化と人間の仕事と体力衰退について考えましょう。
最近は『 人工知能 』という言葉と『 ロボット(アーム) 』という言葉をよく、耳にしま
す。これらは、人間の代わりに『 物事を考え 』『 運動と仕事をする 』便利な道具です。
これらは、生産性向上に欠かせない物となっていますが、一方で、人間から考える事と仕事を
奪っています。端的に言えば、人間は計算等の考える単純作業や、身体を動かす事をしなくなっ
て来ているという事です。
スポーツでも、コンピューターで、走るフォームや戦術を弾き出します。そうすると、高い
確率で上位に行きますが、動きに個性が失われます。そして、皆が同じ様な動きをしだして、
平均的な人間が成長していきます。
一昔前は、皆が生きるために必死で、体の動きを止めなかったと思われます。それにより、
個人個人が自分自身の哲学を持っていて、身体能力にも優れていたはずです。頭も体も健康で
あったのです。
だからこそ、高度に発展した100年間があったのでしょう。現在の世の中は、脚の代わり
に自動車や電車、そろばんの代わりにデジタル計算機、pcが勝手に目的を果たしてくれます。
代わりに人間が失いつつあるものが存在します。基礎体力と基礎学力です。基礎体力は2極
化していて、極端に体力を失い「 筋力不足 」か「 肥満 」です。基礎学力は、「 言語
能力の軽量化 」か「 暗算能力の低下 」等です。
未来的に推測すると、いつしか人間は考える能力も、体力も衰退しているのではないでしょ
うか。全てが自動化された社会では、人間はより発達した社会を目指さなくなり、技術も高止
まりする可能性があります。世の中が便利に成りすぎて、「 もう、努力する必要が無いや 」
と、人間が考え出す事です。そして、環境の悪化した自然遊びを満喫するという、悪循環にな
る。
だからこそ、この狭い地球上で人類を完結するのではなく、大宇宙∞に目を向ける必要があ
ります。私は、やはり大宇宙∞の中の個人であって、地球という閉鎖的空間を広い世界と考え
たくありません。
続きはまた今度に。
2018年10月23日 著者