2018/08/30
読者の皆様へ。
人間の心理について考えましょう。
まず、これは心理学ではありません。人生経験から学んだことです。
1円の価値について、皆さんはどう考えておられますか? どうでもいいときと、どうし
ても必要で大切な時がありませんか。
例えば、物を買いすぎてしまった時。これは1円の積み重ねで10000円だったとしま
す。これは、100円ショップでいうと100個の物が買えます。
一方で、10000円の贅沢な食事を、予定が無いのに誘われて、渋々行って食べたとし
ます。後で、食事に行くのを断っておけば良かったと後悔します。
では、一世一代の時に、その選択肢があると、失敗して後悔して悔やみますよね。それを
息子に後悔話として聞かせて、息子は失敗せずに成功を収めたとします。息子は、自分の成
功話を、また自分の息子に話して聞かせます。祖父から孫に当たるこの孫は、父と同じ方法
で成功を収めようとして同じ方法を取りますが、時代が変わっていて成功せず、失敗します
。
祖父から孫の息子は、親の失敗談を聞いているので、親の失敗を糧に、同じ失敗を繰り返
しません。そうして、人類は成功してきました。これは、『 隔世遺伝の法則 』と名付け
ます。昔から、『 とびがたかをうむ 』と言うものです。
批判はしないで頂きたいと思いますが、室町時代、江戸時代の将軍も奇数代の将軍が、何
か大きな事を成しています。
息子は、親の背中を見て育ちます。親がしっかりしていると、子供は甘やかされて育ちま
す。だから、1代で成したことが土台で、企業とかは優秀な社員に会社を支えて貰っていま
す。
もちろん、例外もあります。きちんと教育された子供は優秀です。崖から落とされたライ
オンの子供、野生の動物は逞しく生きます。
人間の心理は、そういったことで成り立っています。よく、御家の再興と言いますが、2
代目が、親の財産を食い潰すものです。かくいう、私も父の失敗を見て育った1人です。
続きはまた今度に。
2018年8月30日 著者