水と生物について

2018/08/29

 読者の皆様へ。

 水と生物について考えましょう。

 水はH2Oと表せます。しかし、この純粋な水は、なかなか存在していません。よく、淡水、

海水と区別されますが、この淡水でさえ、空気を分子やイオンで溶かしていたり、汚れ(不純

物)があったり、ミネラルを溶かしています。

 昔、政治に例えて「白河の清きに魚も住めない」と言われた事がありました。

 淡水では、上流に行くほど水が清らかで、その清らかな水でしか住めない魚もいます。下

流に下っていくと、段々と水は濁って行き、住む魚も豊富ですが、寄生虫や潰瘍に、その汚

れの為に魚が冒されています。

 これは、大宇宙∞の時間にも言えることではないでしょうか。

 話は戻り、海に出ると今度は、塩分により魚を生で食する事ができました。昔は。しかし

、今はどうでしょう? 遠洋を泳いでいるカツオでさえ生で食べれなくなりました、食中毒

や寄生虫によって。塩分は、ある程度の殺菌作用がある(デキモノを抑える)が、寄生虫の繁

殖は、海洋汚染で増え続ける一方です。湾内の汚れた水の魚は、寄生虫が付くのです。

 水に話を戻すと、陸地の生物でも、汚染や汚れが深刻です。幸い、日本列島は、海に囲ま

れていて、縦に長く中央付近の山から、日本海や太平洋に水が流れ出し、川を作ります。

 そこで生活する魚や水性動物は、土壌のミネラルや水性植物・動物を食べて生きています

。だから、単純な水H2Oでは、酸素も二酸化炭素も溶けていないので、生物が住めない環境

です。最低でも、大気の空気やミネラルがないと、流れがないと、生物は住めない環境にあ

ります。

 宇宙空間に、仮に、酸素を送り込んだ水槽で、金魚を飼うとすると、重力がなく、逆さま

に泳ぐものが普通でしょう。人間だけでなく、動物はみな、心臓をある程度の高い体の部位

に設計され(進化の過程で、下から血液を汲み上げるより効率が良いから)、また、脳を頂点

近くに配置しています(脳への血流の調整と脳の血管への過剰な血液の送り出しによる破裂

防止)。

 それが、宇宙空間に長くいると、何世代を経て、死亡や退化を考えないと、心臓が中心に

きて、脳への機能集中が無くなるのではないか? グレーという宇宙人が一時期話題になっ

たが、あんなに頭を発達させると、バランスが悪くなり陸上での生活にてきさない。

 だから、均整を保とうとして、バランスが飽和して黄金比になる。恐竜の化石の再現図を

見ると、二足肉食獣はいたが、大きな体のものは頭が大きく、小さな体のものは、頭が小さ

い。これは、獲物の捕獲方法によるのではないか。二足肉食獣は、下を狙い口で獲物を襲う

から、小さな体のものは、集団で同じ高さくらいの獲物を襲う。

 草食獣でも、木の実や葉を食べるものは、高いところを狙うので頭が小さく、低い草花を

食べるものは、頭が大きくて構わない。

 これらは、進化論を肯定的に考えた場合である。

 長いので、続きはまた今度に。

                            2018年8月29日 著者