空気抵抗と流圧力と物質の阻害について

2018/08/08

 読者の皆様へ。

 空気抵抗と流圧力と物質の阻害について考えましょう。

 気体と流体と固体の人体への抵抗は様々ですが、根本は同じ要領ではないでしょうか。

それぞれ、分子や流体物質や固体物質の大きさが異なるだけで。

 先ずは、気体の分子が風として人体に当たると、微風だと心地好く、強風だと吹き飛ば

される程です。

 川で川遊びしていると、流れに足を取られるので、その流体の抵抗は簡単に感じ取れま

す。

 物質が人体に当たると、物質の大きさによらずに人体の皮膚の耐久度に影響を及ぼしま

す。物質同士の衝突では、強度が強い方が弱い方を破壊しますが、余程の強度の差がない

と、どちらも無傷では済みません。

 これらは、結局、同じ意味合いで、粒子も集中的だと、流体も集中的だと、物を侵食し

ていきます。固体に至っては、当たり前ですが、物を破壊する威力です。

 気体も流体も微細化して見ると、固体と同じ要領です。

 私はサーファーですが、たまに、波が小さい日には、ボードごと私自身も小さくなれれ

ば、波打ち際で大波を堪能出来ると思うことがありました。波のブレークの仕方は、水粒

子が余程小さいので、30センチメートルの波でも、3メートルの波でも同じ様なブレーク

の仕方をしています。

 もし、人類の身長が50センチメートルでも、10メートルでも、似たような波乗りに

なるのではないでしょうか。波のサイズによっては。

 そういう考え方でいくと、人間にとっては微風な風も昆虫にとっては強風ですし、緩や

かな川の流れも小魚にとっては濁流になるのです。

 だから、空気が分子で出来た壁と考えると、鉄の壁と人間が衝突する意味合いは、強度

によります。アルミホイールの薄い紙切れに衝突する人間と風や流体も、時と場合による

訳です。

 空気中を小さな弱々しいものが進むことと、大きな強度の強いものが進む意味合いが異

なるのです。

 続きはまた今度に。

                            2018年8月8日 著者