化学物質について

2018/06/06

 読者の皆様へ。

 化学物質について考えましょう。

 一昔前、環境ホルモンという言葉が流行りました。人間が作り出したり、自然界

に存在している化学物質です。これが、人体にあるホルモンに似た働きをするとい

うのです。

 例えば、男性が女性ホルモンに似た働きをする化学物質を摂取すると、生殖能力

が低下してしまうというものです。他にも、ホルモンバランスを崩してしまう物質

が沢山あります。

 人間が作り出した病気に効く特効薬にも、副作用があります。ここで、薬は、『

クスリ』と韻を踏んでいたり、『どラック(幸運)』とも考えられます。神の悪戯で

す。

 地球上の化学物質は、多種多様ですが有限です。それを、複雑に人間が組み替え

たりして、数を増やしています。これは、自然界にいる動物も、生態系の中で行っ

ているようです。

 化学物質の中には、1度、体内に蓄積されると取り除けないもの、簡単に排出で

きるものがあります。だから、医者が簡単に処方した薬を、鵜呑みにして飲むこと

は危険です。副作用があるからです。

 医者は、新薬を試して、それで患者にどんな効果があるか論文を書きたいだけの

場合もあります。一方で、新薬が本当にその病気に効くのであれば、沢山の命を救

うこともできます。

 その両面性を、新しい化学物質は持っています。だから、人体と病気と化学物質

は、不思議な関係にあります。

 続きはまた今度に。

                         2018年6月6日 著者