気候環境変動と日本国の産業への影響について

2019/10/23

 読者の皆様へ。

 気候環境変動と日本国の産業への影響について考えましょう。

 先ず、日本国は昔から環境災害大国でした。大地震、台風、日照り、水害。

これは、日本国の歴史を学ぶと自ずから判ります。

 大地震と台風は、人間生活に破壊をもたらします。日照りは、雨が降らずに

植物が育たず飢饉が起こります。水害は雨の降りすぎで植物を腐らせます。

 人間は、そういった天災に対して、建物の構造を改善したり、植物は品種改

良したり、堤防などの災害対策をしてきました。

 ですが、最近の気候環境変動は、大幅に人間の予想を上回るものです。

 日本国の産業について考えると、工業技術、農業技術ともに素晴らしいもの

です。自然災害が起こる度に、日本人は復興を果たしてきました。農業被害が

出たら品種改良や農法を変えたり、工業技術については技術革新をして。

 先に、私は日本国に工場を海外から戻した方が、日本国の雇用が増えて産業

が活性化すると述べましたが、地球規模の気候環境変動により、日本国企業に

とっては厳しい事も判明しました。日本国の天災の多さにより。

 寧ろ、日本国内だけに限らず、世界各地に分散した方が天災から生産を継続

するのに得策でした。あと、在庫を多少、持つ事も得策です。

 それは、世界各国が学んだと思います。

 確かに、メーカーがあり、サプライヤーが近くに所在していた方が、物流的

には都合が良いですが、天災にその地方が見舞われた時には、壊滅的被害を被

ります。

 部品の供給があって始めて製品の完成品が出来るからです。1つでも部品の

供給が絶たれたら、製品の完成品を作る事が出来ません。

 分散していると被害は小さくなり、集中していると被害が大きくなります。

 資本主義的に、皆が幸せな平等な生活を送るには、社会福祉を充実させつつ

、やはり、皆が一生懸命働いて、その努力により多少の給与の上下はあり、且

つ、富裕層が税金を沢山、国に納税し国がまた低所得層に、その資本を使い仕

事を与え、お金の流れを良くする。

 そうすると、やはり景気が上向くのではないか。

 製造業、サービス業、飲食業、小売業、農林水産業、全てで安定して労働者

に給与が行き渡らないと、やはり資本主義は景気の上昇が見込めないと考えら

れます。

 続きはまた今度に。

                     2019年10月23日 著者