南米アマゾンの森林火災と酸素濃度と人間の人体への影響について

2019/08/28

 読者の皆様へ。

 南米アマゾンの森林火災と酸素濃度と人間の人体への影響について考えましょ

う。

 先ず、地球上の表面積の海と陸地の割合が、70%と30%です。また、その

陸地の上で森林の割合は約30%です。

 サクッと調べた所、人1人が1日に消費する酸素量は500リットルです。気

体1モルは、条件により22・4リットルなので、人は約22・3モル(分子量

アボガドロ数6×10の23乗とすると1・338×10の25乗個の酸素分子を

)を1日に消費していることが解ります。

 人類が75億人とすると、3兆7500億リットルの酸素量が1日に消費され

ています。

 一方、森林は、9700万トンの二酸化炭素を1日に吸収しているとあるから

、酸素供給量は1日で約7400万トン(231万モル)が生成されています。

これは、リットル換算だと、2億3000万リットル(6044×10の27乗

個)の酸素分子が作られていることに成ります。

 正確な数値は自分自身で計算して下さい。

 あと、海洋植物性植物からも酸素は供給されています。

 大気中の酸素濃度は、約21%とあります。これが、人体的に18%→15%

と成ると、人体に危険性を伴います。いわゆる、酸素濃度の低い高山での高山病

みたいな症状が起こります。

 貧血、頭痛、吐き気、めまい、気絶、絶命です。何故かというと、人体の血液

中の酸素濃度が保てないからです。通常、95%の血液中の酸素濃度として、9

0%を切ると危険度があると言われています。

 呼吸で大気から吸入した酸素は、人体を1サイクルして二酸化炭素として排出

されるのに、余り酸素を使用しません。ほんの数%です。

 だから、大気中の酸素濃度はやはり過呼吸に成らない程度に保ちつつ、濃度を

保つ必要性が有ります。

 現在、南米のアマゾン地域で森林火災が広大な範囲で起こっています。この南

米のアマゾン地域が、地球上の酸素の大きな供給源です。

 ここが失われると、人類は呼吸困難に成るだけでなく、地球温暖化にも拍車が

かかります。二酸化炭素を放出しているのは人間だけでなく工場、自動車他だか

らです。

 こういう天災がありますから、人類の予測を遥かに上回る地球温暖化が起こる

訳です。人類の計算通りには行かない訳です。

 また、砂漠やサバンナも増加傾向にあります。

 上記で計算間違いをしていたら申し訳ございません。しかし、大気中の酸素濃

度減少は、後でじわりじわりと人間に影響を与えてきます。恐らく、森林が減っ

た事による人類への影響は、1年後、2年後に現れてきます。大気は撹拌されて

平衡を保つからです。

 南米アマゾン地域の森林火災問題は、早く解決すべく、世界で協力していくべ

きだと思われます。

 続きはまた今度に。

                       2019年8月28日 著者