2019/08/20
読者の皆様へ。
自動車衝突回避システムについて考えましょう。
先ずは、自動車には広義で、「普通自動車」「貨物大型トラック」「バイク」
「バス」「人」「自転車」があります。その他、電車踏み切りのルール、横断歩道
で人が立っている時の停止などの法律的ルールが有ります。
詰まり、全自動自動車運転システムを実現するには、人間的視覚、聴覚、法律熟
知、ルート選択、はたまたその日の気分、気候まで外的要因を考慮する必要性があ
ります。
だからこそ、AIとの関連性が叫ばれている訳ですが、AIを学習機能付きにすると
、やはり、人間と同じで違反をする意思を持つ場合も考えられます。だから、映画
で有るように、人間を危険にさらす場合もあるのです。
例えば、自動車の自動運転システムを考えると、前や横を走る車との接触回避、
市街地の道幅的に通れるか、崖下にタイヤを踏み外して転落しないか、物や人や落
下物の探知、法律的ルールの徹底が考えられます。
接触回避システムならば、音波探知なのか、光探知なのか、映像探知なのか、色
覚探知なのか、速度探知なのか、様々と考えられます。
私が先ず前を走る車との追突回避システムだけを考えると、音波探知、色覚探知
、映像探知、はたまた車同士に互換性を持たせる事を考えます。
音波探知ならば距離感、色覚探知ならばテールランプやウインカーランプの色、
映像探知ならば画像処理システム、車同士に互換性を持たせるならば、前を走る車
のアクセルやブレーキペダルの踏み込み、又は法定速度での車間距離と成る訳です
。
これが、人間がする全判断をAIに任せ、全自動自動車運転システムを実現しよう
とするならば、先程の制約を全てクリアしないといけない訳です。
現在の自動運転システムは幼稚で、咄嗟の障害物との衝突や、人を轢くのを回避
する為の停止自動システムくらいで、自動運転技術も信号の無い高速道路で漸く1
%の安全性を確保しているくらいです。
究極の全自動自動車運転システムは、言うならば自動車に五感を人間と同じ様に
持たせる事です。例えば、崖の傍の道を走る時、タイヤが崖を踏み外さないか、白
線を踏み外して隣車線にはみ出さないか。
これらは、人間の五感を超越する必要性が有ります。詰まり、生身の人間が歩い
ていて、人とぶつからないか、衝突しないかと同じ事です。
人間同士でも、軽く肩や腕がぶつかった時には「すみません」で済む場合もあれ
ば、過失の問題に成る事も有ります。
続きはまた今度に。
2019年8月20日 著者