2019/09/01
読者の皆様へ。
正規分布と人生について考えましょう。
先ず、人間の体力には2つ有ります。「脳体力」と「身体的体力」です。
「身体的体力」は、熱を帯びていて、赤ちゃんの低体力から始まり、10代
から35歳くらいでピークを向かえます。
「脳体力」は一方で、知識を詰め込んで行くにつれ上がっていき、40歳から
65歳くらいでピークを向かえます。
ですから、この2つの正規分布曲線が共鳴する付近が、人間、特に男性の働き
盛りと成る訳です。
要するに、仕事をする上で、30歳~50歳くらいが脂の乗り切っている辺り
なのです。
しかし、スポーツ選手を見ると、怪物はやはり子供の頃から大物な様な気がし
ます。恐れを知らずに育ち、挫折感から立ち直った時に、大きな力を発していま
す。
他方では、学問を志す者は、ある程度高齢に成ってから評価が上がります。若
い者は、大きな事を考え公言していても、年功序列で馬鹿にされてしまうからで
す。
学問のスターを上げるとユークリッド、諸葛亮公明、レオナルド・ダ・ビンチ
、アインシュタイン等が上がります。西洋は科学者の優秀な方がいます。東洋、
特に中国は、広大な土地を統治していた事もあり、文学者等バランス良く学問の
スターを輩出しています。
アインシュタインは除いて、東洋の中国、西洋のヨーロッパは、相反している
気がします。国としての考え方や民族性にあると思います。中国は漢民族の土地
を統一したら、他国を姉妹国または属国として、付き合いをした一方で、ヨーロ
ッパ近辺では多民族の為にとにかく土地を広げ、植民地支配をしようとしました
。
大航海時代からの悪癖で、船団で未知の土地に乗り込み、先住民を虐殺して、
金、銀を採掘し、本国へ輸送したとも考えられます。
日本は、昔から「黄金の国ジパング」と呼ばれて居ましたが、鎖国をしていた
事と、中国の友好国であった事、また、黒船来訪時代には金、銀の採掘を終えて
いて為替で日本国の財を外国に盗まれた事による植民地支配を免れたとも考えら
れます。
また、独自の文化を珍しがられたのでしょう。
話を元に戻しますと、世の中には、全て、正規分布曲線が存在しています。
要するに、中間層が1番多くピークでなければ成らないのに、最近は国民の収入
でも、低所得層と高所得層の2つのピークがあり、正常ではありません。
これは、後進国に見られている分布と思われます。何が言いたいのかと言うと
、高度経済成長をしている国は、若者から高年齢の人が沢山いてそこの層が厚く
、働き盛りの人が沢山存在しています。
しかし、この国民の年齢の正規分布曲線が崩れると、働き盛りの人が居なくな
り、また経済も成り立たなくなる訳です。
続きはまた今度に。
2019年9月1日 著者