人間として最低限の行いについて

2018/11/23

 読者の皆様へ。

 人間として最低限の行いについて考えましょう。

 先ず、人に危害を加えないこと。人の所有物に手を出さないこと。人を欺いたり、嘘を吐かな

いこと。人の人生を狂わせないこと。人の意味もない悪口を言わないこと。目上(知識が豊富な者

)の言うことは聞くこと。男が女を口説くときは、人間的に成熟してからであること。女は、結婚

まで貞節を守ること。人間の価値は、大金を稼ぐことではないと理解すること。真面目に生きて

、天界を目指すこと。自分の非は素直に認めること。上司は平等に部下を評価すること。権力者

の地位に就いたら責任ある態度を取ること。隠し事をしないこと。等、基本的な事に加え、正義

を貫くこと。

 人間は、サラリーマンでは、新入社員として入社して歳を重ねるごとに出世していきますが、

体も衰えてきて仕事が出来なく成る頃に、役職が最高潮に成ります。経験は積まれていて冷静な

判断は出来ますが、体が動く部下に仕事を指示します。65歳くらいになると、もう定年間近で

、引退をされ第一線から身を引きます。これが、サラリーマンです。

 一方で、自営業は歳を重ねても出来ますが、倒産のリスクを何時も抱えています。何時も、自

身の経営する小規模な店を視ていて、利益を出さなければ成りません。人気を失ったら終わりで

す。

 現在の税制から考えると、経営者が次に会社を受け継ぐ時には、国に税金を多額に納めないと

いけなく、荒い生活をしていると、財産成る物は存在しません。『 金は天下の回りもの 』だ

からです。

 種の存続と、財産は似たようなものです。最後に残らなければ、意味が無い。自分だけ楽しん

で後の世代に継承していかないと、全てが失われる。元々、大宇宙∞からの借り物、地球上で言

えば、地球上での産物の永久循環だからだ。

 歳を重ねると、やはり子供に財産を遺したいと思うのが親御心だが、子供にはまた困難が人生

の中で立ちはだかっている。要するに、歳を重なると人間関係や仕事で財産を抱えるが、若い世

代は未知数で、人生がどう転んで行くかは、『 神の裁定 』なのだ。

 貪欲に何かを人間は求める生き物である。それが金なら人と軋轢を生むし、性的欲求なら病気

になる確率も高いし、権力なら常に人からのプレッシャーや裏切りや命まで気にしなければなら

ない。

 人はどうしても衰える。衰えた後は、死の覚悟が出きるかである。真面目に生きた人ほど、そ

の覚悟が出来ていて、不真面目に生きた人ほど死に怯える。『 神 』が、楽しみに待ち受けて

いるからだ。善人と悪人の処分を。

 勿論、『 神 』なる者は、人間ごとき低レベルな生命を相手にしていない。神に処遇を託さ

れた者達が、軽く笑いながら死人の霊をあしらうのだ。善人の霊は丁重に、悪人の霊は蹴飛ばし

ながら奈落の底に落としていく。善人でも、特に優秀に生きてきた者は、神の元に召され、悪人

は、地獄で永久の苦痛を味わう。

 こんな簡単な事実、理屈も人間の脳では理解する事が出来ないものかと、私は常々不思議に思

っている。

 続きはまた今度に。

                             2018年11月23日 著者