空を飛ぶ方法について

2018/10/18

 読者の皆様へ。

 空を飛ぶ方法について考えましょう。

 先ず、人間が初期に考えた空を飛ぶ方法は、風の力を利用することでした。パラグライダー

や巨大な凧に体を載せ、瞬間的に空を飛ぼうとしたに違いません。

 時は、下って、エンジンが開発されました。そこで、その原動機を使用して、回転するファ

ン(プロペラ)による飛行機が開発されました。当初は、ヘリコプターではなくて、翼を利用した

飛行機の前に、推進力としてファン(プロペラ)を使用しました。ヘリコプターは、牽引力とし

してファン(プロペラ)を使用しています。

 更に飛行機は進化し、推進力をジェット噴射に頼る様になり、翼の一部の傾斜で、昇降を可

能にしました。これは、人間が開発出来る限界です。

 鳥や昆虫は、筋力と羽で飛行を可能にしています。所謂、ソフトな空の飛行です。急展開、

急上昇降下も、その鳥の経験値や訓練で、脳と連動して記憶(メモリー)されています。

 鳥と昆虫では、飛行の質が違い過ぎます。それは、内骨動物と外甲殻の違いに思われますが

蝶の例もあります。鳥の最大の特徴は、その翼をはためかせる筋力にあります。人間が大きな

翼に似た物を腕に取り付けて羽ばたいても、体すら持ち上がりません。

 機械で、それを実現出来ると思いますが、軽量化しても、鳥のソフトで鋭角な動きは、真似

出来るものではありません。

 私の姉の鳥の羽のシミュレーション理論は不完全でした。動物が空を飛ぶ様に進化したのは

、何かの真似でしょうか? 空気抵抗を利用して浮力を得て、空に舞い上がる。これは、動物

では、並大抵の事ではありません。

 先ず、脳が空を飛びたいという欲求にかられます。人間は、夢で少し低い空を飛ぶ夢を見ま

すが、未経験なのに、何故、その視野が得られるのか? 簡単に推測すると、高い位置から低

い位置を見下ろした(山やビルから)経験により、人間の脳が視覚的に物の位置を把握していて

、高い位置からの視点に置き換えている。これが科学的な見解です。

 ですが、飛行機も乗った事がなく、TVでも見た事が無いのに、見知らぬ土地の上空を飛んで

いる夢を見ます。これこそ、人間の脳の未知の部分で、非科学的な分野でもあります。

 鳥か昆虫が最初に空に飛び立った瞬間。これこそ、神秘なのではないでしょうか。

 続きはまた今度に。

                            2018年10月18日 著者