粒子の大きさと速度について

2018/08/17

 読者の皆様へ。

 粒子の大きさと速度について考えましょう。

 物質というもにが移動するとき、抵抗と慣性を考えます。抵抗とは、空気や充填物質中を

移動する物質が受ける抵抗で、摩擦や衝突でしょう。

 慣性とは、一度得た物質の速度を、保つのかどうかということです。

 物質に働く力が強いと、物質は速度を得やすいですが、F=ma と基本的に考えられていま

すので、加えられる力Fが一定であるとき、加速度aを大きくするためには、質量mが小さけ

れば小さい程良いというものです。

 よって、惑星程の大きさを持つ物質と、原子程の大きさを持つものでは、小さな力が加え

られると、小さな粒子の方が速度が出やすいです。

 要するに、情報の伝達は、人の動きよりずっと大きいということです。野球で、ボールを

バットに当てて内野ゴロを打って一塁に走る打者より、内野手の拾ったボールが先に一塁に

届く。サッカーで、パス回しをしている相手チームの選手に、ディフェンスで走らされるの

と同じです。

 話は飛んでしまいましたが、宇宙旅行を人間がしたいとなると、まず、人間を乗せるだけ

の大型の宇宙船が必要になります。これを人体に安全に危険なく加速させて、高速を得るの

に、大きな力が要ります。

 一方で、素粒子や光は、粒度が小さいので、直ぐに高速を出せますが、物質を沢山乗せる

事が出来ません。情報くらいでしょう。

 この考え方は一般的で飛躍が無いですが、何か特殊な人類の思いもよらない方法が存在し

ているかもしれません。巨大物質を、瞬時に遠方に無事に運ぶ方法が。

 続きはまた今度に。

                            2018年8月17日 著者