同質量の直方体の空気抵抗について

2018/06/14

 読者の皆様へ。

 同質量の直方体の空気抵抗について考えましょう。

 仮に、正立方体があったとしましょう。そこに風を当てると、なかなか、この

正立方体が倒れないとします。

 同質量で、この立体を縦に長くすると、低面積が減り、消しゴムを立てた様に

なります。これに同じ強さの風を当てると、直ぐに倒れますが、倒れた後で安定

して、また倒れることは無いでしょう。低面積が増すからです。

 今度は、正立方体を同質量で、どんどんと高さを低くしていきます。すると、

ノートの様な形になり、風を当てても倒れることが無くなります。それを更に薄

くしていくと、今度は紙の様になり、直ぐに風に吹かれて飛んでいってしまいま

す。

 要するに、建物は倒壊しない最適値があるのでしょう。同じ質量であるなら。

もちろん、杭(アンカー)の深さにもよりますが、それを深くすると、地殻を傷つ

けてしまいます。

 地震に関しては、近年、振動の吸収の仕方や、建物自体を強固にする事で対策

を練っているようですが、地面の断裂、突き上げ、様々な要因で、骨格やコンク

リートへの亀裂で、修理がやはり必要になります。

 地球は球形です。決して平面ではありません。ある地点で何らかの現象が起き

れば、反対側でもその近くでも、プレートや内部の柔らかい核の影響を受け、地

表に変形が現れます。

 表現は悪いですが、水風船の様な形状を、地球はしている訳です。

 続きはまた今度に。

                       2018年6月14日 著者