発光と熱について

2018/05/20

 読者の皆様へ。

 発光と熱について考えましょう。

 恒星は、核融合なのか、核分裂なのか、なんたらかんたらで、『発光』と『発熱』

をしています。

 では、生物の『発光』について、考えましょう。生物の発光は、酵素の反応で行わ

れています。そこで、高熱を発すると、生物の体にダメージを受けます。

 だから、生物の発光に関する酵素反応では、なるべく熱の発生を最小限に抑えるか

、短時間の発熱・発光に抑えるはずです。

 特に、地上の生物の発光と、水深深くの生物の発光の原理は、少し違うと思います。

温度を幾らでも発しても良い場合もあるからです。(周辺温度によると思います)

 また、交配の観点からも、発光を短時間で抑えている事も考えられます。夏に、虫

が昼間に活動をせずに夜に活動をするには、昼の気温が高温すぎて、生命の危機に直面

する要因が考えられます。

 だから、昆虫は夏の夜に活動をして、その種類独特の行動を取ります。電灯に昆虫が

群がるのは、訳があるはずです。光と、熱ではないでしょうか。

 仮に、雨が夏の夜に降っていたら、昆虫は木陰や森に体を休めますよね。昆虫に雨が

理解出来るとは思えません。仮定ですが、雨では無くて、気圧の変化や温度を感じてい

る可能性がありませんか? 勿論、昆虫も水や樹液や密を飲みます。

 ですが、雨で、外を飛び回っている蝶や蛾を見掛けることもあります。要するに、虫

には、雨による生命の危機が理解出来るとは思えません。

 一方で、電灯周りに群がる昆虫はなんでしょうか? 電灯に当たり、地面に落ちて安

心している甲殻類も見かけます。もし、本当に光を目指すなら、もう一度、電灯を目指

します。結局、明かりが灯っている所が、安心するのでしょうか。

 これは、昆虫も脳があるから、敬意を込めて述べているのです。人間と同じように、

電灯周りは昆虫達の社交場となっている。広義には、太陽の照っている昼間の時間を、

昆虫達も過ごしていることになると思われます。

 続きはまた今度に。

                         2018年5月20日 著者