地球について

2018/05/09

 読者の皆様へ。

 地球について考えましょう。

 地球にも、森林や海に沈んだクレーターがあるのでしょうか? テレビでは、

森林に隠れた巨大な隕石が落ちてきた痕跡、クレーターがあると放送しています。

 ですが、地球の70%は、海です。ですから、海に巨大な隕石が落ちてきたら、

どうなるでしょう? 恐らく、海水の蒸発と、甚大な波紋による津波が、大地を

襲ってきたことでしょう。

 寧ろ、海に巨大な隕石が落ちてくる確率が大きいのですから、恐竜の時代から

も、何度も大地が津波にさらわれたことがあるはずです。大陸移動説を肯定的に

とらえると、昔の大陸は現在より平地が多かったでしょう。平地を好む生物や、

植物は、かなりの被害を被ったはずです。

 海の上に陸地が顔を出している事自体が、深海の存在を考えると奇跡的です。

ですが、火山活動で、どうしても地球の内部から、溶岩を地表に隆起させようと

地球はします。

 話は戻ります。動物も馬鹿ではありません。長い進化の中で、その様な地球

外からの脅威に適応性を示したはずです。例えば、水陸両用の体を身に付ける

だとか。恐竜にしても、その後に出てくる哺乳類にしても。また、高い高原に

住むことを選ぶもの。

 植物も海水でも淡水でも対応していたり、動物でも同じ様に対応します。

本来なら恐らく浸透圧(海水の塩分濃度とか、動物の体液の組成とか)により、

順応が難しいはずであるのに。

 浸透圧を考えると、例えば、海水と淡水を目の細かい布で遮断して容器に

入れると、薄い方が濃い方を薄めようとする。だから、淡水の生物は海水で

生きていけない。その逆も言える。体液の組成が狂うからだ。

 しかし、魚によっては、川から海に下り、また川に遡上するものもいる。

それは、その環境に適応する様に体を進化させ(外敵からの稚魚を守り、種の

存続を図るためか)たためである。

 地球も海の水を見て解る通り、深海に行く程、積載重量で高密度になる。

よって、その深度での浮力も変化する。だから、深海まで潜る事の出来る

クジラの能力は計り知れない。その浮力を肌で感じとり、又は水圧を肌で感じ

とり、上級者の潜水夫となる。

 深海には、人類の知らない未知の世界がまだ眠っているはずである。

 続きはまた今度に。

                      2018年5月9日 著者