数学と現実と哲学のギャップ

2018/03/25

 読者の皆様へ。

 数と、この世界を構成している3要素、『 時間 空間 物質 』について、

考えたいと思います。

 ある1人の人が、A地点からB地点に向かうとします。例えば、東京からハワイ

に飛行機で、旅行に行きます。この人は、ハワイでリゾート気分に浸れるでしょうか?

 タクシーで自宅から空港に向かいます。パスポートを忘れました。自宅に引き返して

パスポートを持ち、再びタクシーで空港に向かいます。あと、飛行機の離陸時間まで、

1時間しかありません。

 旅行の1週間前には、ハワイ旅行が待ち遠しかったのに、今は1秒でも早く空港に

到着するために、時間が遅く過ぎてくれることを望んでいます。飛行機の時間に何とか

間に合いました。

 飛行機に乗り、ハワイまでの空の旅を楽しんでいます。

 空港からハワイまで、仮に6000kmの距離とします。この人は安心して、ホノルル

に到着するのをドキドキしながら待ち遠しくしています。

 これを数学的に考えると、時間的観点を無視すると目的地に着くことが出来ません。

距離の半分ずつ進んで行くと、6000km→3000km地点→1500km地点→

750km地点→375km地点→半分→半分→半分→半分→半分だからです。

 数式では、異論があると思いますが、Y=1/X Y=6000×(1/2)のX乗でしょう

か? この式は適当に立てました。

 これは、Yがゼロに近似しますが、Y=0にはなりません。要するに、目的地に

永久にたどり着けません。

 物理的に、時間の概念を取り入れます。時速300キロメートルで飛行機が進んだ

時です。式は、Y=Vot+1/2×加速度×tの2乗、もしくは、等速直線運動と考えて

6000=300×t → t=20 要するに、20時間後には、目的地ハワイに

到着し、リゾート気分を満喫出来るのです。

 だから、この世界は、時間、空間、物質の1つでも欠落したら、成り立ちません。

よって、この3つを、私は、この世界を構成する3大要素と考えています。他にも、

『 魂 生命 精神 他 』この世を構成する要素は存在していますが、上に記し

た、『 時間 空間 物質 』の3つを抜きにしては、宇宙∞は成り立ちません。

 続きはまた今度に。

                        2018年3月25日 著者