『謙遜』と『自尊心』について

2018/02/04

 読者の皆様へ。

 一般的に、世の中で日本人は『自尊心(プライド)』を表に出しません。

それは、他人と上手く付き合って行く為です。『自尊心』が強いと、

日本では嫌われ、「あの人プライド高いよね」と悪い噂になるからです。

 その為に、『謙遜』というものが生まれました。自分をあえて低めて

物事を言ったり、自分の真の実力を見せずに、相手を『持ち上げる』の

です。

 逆に、海外では、自分の能力を最大限に見せようとします。立ち振舞い、

言動で、自分をカッコ良く見せるのです。要するに、『自尊心』が強い

のです。

 これは、教育の仕方と、育てられ方によります。日本では、過去の反省

を少なからず教わります。政治的な事は、述べません。

 海外では、親は自分の子供を、褒めちぎって育てます。日本で言う所の

『お叱り』が無いのだ。

 どちらの育て方が良いか判りませんが、本当の大人とは、『謙虚』で、

『真面目』で、『思いやり』が、社会生活で必要とされます。

 「私は、駄目な人間なのですよ」と謙遜したり、「詰まらない物ですが」

と贈り物を出来るのが、日本の美徳なのです。

 だから、日本では、謙遜している人程、内に秘めた魅力は、素晴らしい

のです。人は見掛けによらないものです。

                     2018年2月4日 著者