高速(光速)ドライブが可能に成ったとした時の問題点について

2020/10/06

 読者の皆様へ。

 高速(光速)ドライブが可能に成ったとした時の問題点に

ついて考えましょう。

 地球がもし環境的に住めなく成った時、他惑星に移住する

と皆様が考えられていると思います。

 それも、超光速での移動にて。

 しかし、これには問題点が多々あります。

 1つは、他惑星の座標を正確に測れるかです。1つは、他

惑星にピンポイントに到着出来るかです。

 何光年先に、仮に、人間が居住可能な惑星が見つかったと

して、到着地点であるその惑星に僅か数%での誤差で辿り着

ければましな方です。よっぽど離れた場所に障害物質に衝突

せずに到着出来たら奇跡です。

 また、もう1つの問題点は、到着地点へ正確に向かえたと

して、設定航行距離の誤差です。ショートしたら、手前の宇

宙空間に漂ってしまいます。ロングしたら、目的地の他惑星

に衝突するか、他惑星より先に到達してしまいます。

 電車でも、新幹線は時速200キロメートルで走行するの

で、よくよく見ると停車位置を50センチメートル程、ズレ

て駅のホームに停車しています。

 だから、何光年先に、他惑星を確認して移住可能性があっ

たら、超光速でピンポイントにその地点に行き誤差を出さな

い技術が必要です。それが出来ないと、この宇宙には座標が

元々存在しないので、宇宙を漂う唯の宇宙船に成ります。

 また、宇宙には流れも存在しているので、目的地からズレ

る可能性もあります。

 端的に言うと、今現在の地球惑星の技術力では、光速航行

を上回る術があったとしても、現実的、理想的、技術的に不

可能なのです。

              2020年10月6日 著者