トンボの羽のシュミレーションについて

2020/07/12

 読者の皆様へ。

 トンボの羽のシュミレーションについて考えましょう。

 先に、鳥の羽のシュミレーションについて考えました。今度は、

トンボの羽のシュミレーションについて、違いを考えます。

 鳥は、羽を羽ばたいて大空を飛んでいます。羽は柔軟に柔らかく

大きく動かしています。一方で、トンボは羽を4枚持っています。

因みに、鳥は羽の束の羽を左右2枚持っているとします。

 鳥とトンボの羽の使い方は、羽を羽ばたかせるか、振動させてい

るかだと観察出来ます。

 鳥は、大空高くを飛ぶために、風をよく利用しています。風に乗

り空気の流れを読んで飛んでいます。

 トンボは、低い地面からせいぜい5メートルくらいの高さを飛ん

でいて、よく空気中を静止して同じ位置を保ち、左右前後によく瞬

間的に動いて、また止まります。しかし、羽4枚を振動させる様に

動かして、空気中に静止して浮いています。

 トンボが羽4枚をどの様な順番で動かしているのか判りません。

4気筒エンジンの様に、着火タイミングをずらしている。詰まり、

4枚の羽(折れたら飛べない)を振動させているが、タイミングを

飛び方によってずらしていたら、素晴らしい精密機械の様だ。

 恐らく、トンボは静止飛行している時に、羽をずらして振動させ

て飛んでいて、地面から同じ高さの位置を右左に2~3メートル平

行移動する瞬間的に、複雑な4枚の羽の振動羽ばたきをして瞬間的

に動いて、またその位置で静止飛行しているはずだ。

 もし、この飛行方法を解明している学者の方がおられたら、申し

訳ありません。映像解析をして、例えば、前後では無く左右に平行

移動飛行した瞬間的な4枚の羽の動きを解明して頂きたい。

 羽ばたきと振動。同じ様で、全く違う考え方です。トンボには左

右の平行移動飛行は出来ても、また静止飛行が得意でも、鳥には苦

手か不可能なのではないか?

 動物は全て神の創造された芸術作品だが、やはり、進化論は否定

出来ない。勿論、この進化をコントロールしているのも神だ。

 鳥は外敵が余り居なく、寧ろ虫などを狩る立場だ。トンボは同じ

虫の小さい虫を狩り食べているが、鳥の格好の餌に成っている。鳥

のスピード飛行をかわす為に、トンボは横や前後に平行移動飛行す

る術を身に付けた可能性がある。人間がトンボを捕まえ様としても

、左右に上手くかわされてしまう。

 話は戻り、トンボの4枚の羽の動かし方だ。例えば、右前の羽を

羽ばたき、次に左後ろの羽をずらして羽ばたき、右後ろ、左前と、

振動羽ばたきをしていたら、正に芸術だ。

 振動の様に羽ばたき、体力を温存しているのか判るし、省エネ、

体のブレを最小限にしている可能性がある。これは、自動車のエン

ジンの3気筒エンジン以上のシリンダー内での着火タイミングをず

らして、各シリンダーの着火順番をバラバラにしている事と同じ考

え方だからだ。

 トンボの4枚の羽の動かし方のシュミレーションは、鳥と同じ様

に複雑であるかも知れない。

                 2020年7月12日 著者