2020/03/05
読者の皆様へ。
信念と妥協のどちらかを選ぶ生き方について考えましょう。
信念とは、自分自身が信じたものを貫く生き方です。妥協とは、
間違っていると判っている考え方を権力や生活の為に受け入れる生
き方です。
『信念』とは、時として『真実』とは違います。その人が受けた
教育や立場や環境により、『信念』は人それぞれで違います。
例えば、第二次世界大戦での『カミカゼ特攻隊』です。まだ若い
15歳~18歳くらいの日本人青年達が、お国の為という理由で洗
脳されて、爆弾を積んだ零戦闘機で、アメリカ合衆国の戦艦に空か
ら体当たりして行ったのです。
この行為は、現代社会ではテロリストに当たります。カミカゼ特
攻隊の青年だけでなく、アメリカ合衆国の戦艦に船乗していたアメ
リカ人の軍人若者達の多くの命を奪いました。
何故、第二次世界大戦で日本国は最期まで連合軍に抵抗を続けた
のかというと、日本国が戦争で有利に戦っているという国民への情
報操作と、間違った洗脳教育に有りました。これらの日本国青年達
は、『信念』を持っていましたが、『真実』を知りませんでした。
一方で、『妥協』する生き方も有ります。自分自身が心で抱いて
いる『信念』をねじ曲げてでも、上手く立ち回り生き残りを図る生
き方です。
『妥協』を選ぶと、一時的に心の重荷が無くなります。もう、頑
張らないで、人生に対して一生懸命に成らなくていいのだと、緊張
を解きます。
しかし、自分自身の『信念』をねじ曲げた事で、後で後悔や後ろ
めたさが心にわだかまりとして残ります。だから、精神力の強い人
程、最期まで全力を尽くして『天命を待ち』ます。
そこの『信念』と『妥協』の部分で、人間は常に『葛藤』をして
います。
若者は、サボり癖が在りますが、1度、自分自身が好きな事、好
きな人、好きな趣味、好きな学問、好きなスポーツを見付けたら、
熱中します。その中でも、また『信念』と『妥協』の狭間で人間心
理が働きます。
是非、若い人には、自分自身の信念を貫いてみて、最期まで全力
を尽くして天命を待って頂きたいと考えます。その中で、怪我をし
たり、失敗をしたり、悩んだり、色々と有ると思われます。
人生は、何がいつ何処で起こるか判りません。とにかく、若い時
分には、『信念』が強くありますので、それが『純粋』なものなら
ば、全力で当たってみても時間の無駄では無いかもしれません。
続きはまた今度に。
2020年3月5日 著者