初期惑星の融解凝固による玉型の形状形成と山脈や海溝(谷)の形成について

2020/02/20

 読者の皆様へ。

 初期惑星の融解凝固による玉型の形状形成と山脈や海溝(谷)の形

成について考えましょう。

 仮にこの我々が住んでいる宇宙が、ビッグバンから始まったとしま

す。ビッグバンにより宇宙が、水素等のガスで曇ったとの定説を取り

ます(宇宙空間でも、水素が拡散していたら視界的に透明度が低く成

る。真空に近い宇宙空間では、天体望遠鏡を使うと10億光年以上先

の光も地球まで届く)。

 この段階で、水素等の密度差が既に、この宇宙のあちらこちらで出

来ていて(均等拡散は有り得ないから)、恒星なり、惑星なりの原材

料と成ったとします。

 惑星を考えます。恒星が出来て恒星の周りを、惑星の小さい高熱の

原子核の大きな元素の固まりの液化した物が、軌道に飛び込んできま

す。それは数え切れない数の惑星の元でしょう。この中で、恒星と相

性が良かった(速度と恒星と惑星との距離)ものだけ恒星の周りを公

転し出します。相性の悪い物は岩石として宇宙空間を漂います。

 そうこうしている内に、惑星は周りの元素を、引力で大気として捕

まえて、先に書いた様に惑星に降り積もっていきます、徐々に。

 これだと、融解している惑星の球状が多少たわむので、楕円形の惑

星に成ってしまいますが、公転している内に自転もあり真球状に近付

きながら安定して来ます。

 山脈や海溝が出来るのは、凝固の状態図によりますので、液化惑星

の均等でない元素分布と流動、隕石の衝突、大陸の融解した液化惑星

上での移動等、により凹凸が形成されます。

 マントルに大陸が浮いている(マントルはそれほど粘性が低く無い

場合)状態で、惑星が恒星を公転して、惑星も自転しているなら、自

転軸の移動も起こり得ます。

 そうして、球状に近い岩石が恒星を公転する惑星として生き残ると

推測されます。

 続きはまた今度に。

                  2020年2月20日 著者