2019/08/03
読者の皆様へ。
世界的な地震の増加傾向と人口密度による被害の拡大について考えましょう。
地震の起こる可能性は、色々とあると考えられます。先ず、地震の被害が人類に与
える確率を考察すると、陸地、若しくは陸地近くの海溝、活断層での地殻の動きや、
火山の噴火等です。
何故ならば、マントルより中の核部分は流動体であるという予測が成されているの
で、また高密度の5000K~6000Kの流動体なので、これが地殻の砂や土を動
かしているとすると、陸地から遠く離れた深海深くでの地震は、その水深と距離によ
り、人類に影響を及ぼす事は余りあり得無いとの推測からです。
地震計成る物を、そんな所に設置している事も無いでしょう。
では、何故、世界的に巨大地震が発生しているのに、死者が多数であったり、少数
であったりで、人々の記憶に刻み込まれたり、忘れ去られたりするのかは、地震が発
生した場所と人口密度によると思われます。
都市部で起こる地震は、人類には脅威であり、過疎地または陸地から遠くの海溝で
起こる地震は、無視していることがあります。
TVで、地質学者がよく地震が発生する日時と場所は、予測が不可能と言われていま
す。それは当たり前です。この惑星は生物(なまもの)だからです。
寧ろ、地震が発生した時の対策と、被害を最小限に抑える手段が問われます。大都
市部の近くでの地震や、危険区域での地震の対策を考えていません。
人口過密地域での地震や、原発近くでの地震を想定して、都市計画をしていません
。海抜数メートルの海の近くに都市部を造れば、誰でも被害が甚大になるのは経験談
から判ります。産業的には適している理由で。
昔から、人類は平野を好んで、また海の近くの土地を好みました。食料の入手や、
移動や輸送、農耕からです。ですが、平野の大部分は、河川が昔に作り出した堆積土
の地域に他成りません。やはり、地盤は弛いし、2度ある事は3度有ります。
大地震で都市部が崩壊した歴史のある土地に、また、都市を造るのが人間です。私
も外海の近くに住んでいた経験がありますが、台風の高潮等でこりました。
それは、海辺の家やマンションに誰しも住みたいと考えます。景色や環境の良さか
ら。その代わりに、やはり災害対策はしておき、地震などの被害はある程度、覚悟し
て住まわれているはずです。「地震や津波が来たらどうするか」とです。私も、地震
がもし起こったらどうしようではなく、「まさか自分が地震や台風の高潮等災害に遭
わないだろう」みたいな気分でいて、台風の甚大な被害を受け気付きました。
地震や津波が甚大な被害を与える条件は、マグニチュードや波の大きさたけではあ
りません。人口密度や避難経路のなさにもよります。
迷路みたいな人口過密地域で、どのように避難するのか? 実際に、地震が起きて
30メートルの津波が来たら、海辺の高層マンションは耐えられないと思いませんか
? 私は、高層マンションで大地震に遭遇して平気でいられると考えません。規模が
予想を遥かに超えてくるからです。最近の過去最高気温もそうですが。
対策は、個人個人で自分で考えると共に、自治体で対策を練るべきです。
続きはまた今度に。
2019年8月3日 著者