2019/04/01
読者の皆様へ。
生きる時代と若さと老いの優劣の無さについて考えましょう。
例えば、1000年前に人間が生きていたとしましょう。2人の男の人がいたとします。
1人は20歳の年齢、1人は60歳の年齢の人間とします。
一般的に見て、20歳の若者の方がはつらつとして若さに溢れていて、老人は羨ましく思う
と考えてしまいます。しかし、20歳の若者の人生は前途多難です。もしかしたら、30歳で
命を落とすかもしれません。だから、60歳まで60年間生きてきた人が羨ましい場合もあり
ます。これは、最近話題の何々に似ています。
では、現代に生きている20歳の若者と1000年前に生きていた若者は、どちらが幸せで
しょうか。これは、皆さん現代を生きている20歳の若者の方が羨ましいと思いますよね。
しかし、明日は何があるのか判りません。1000年前の若者は病気で死ぬかもしれません
し、現代の若者は交通事故で死ぬかも知れません。20年後には、地球が人類の住めない環境
に成っているかもしれません。
よく、幸福度という言葉を使います。これは、一般的な指標で数値化した値であり、個人個
人によって本当は違うものです。人間は何に傾倒するかで、満足度が違うからです。趣味、異
性、仕事、家族、お金、色々とありますが、それぞれの生きてきた環境で異なります。
地域、国、人種、富裕でも違います。総じて言える事は、地域毎に比較して、満足感を得て
いる事です。ですが、それは違うと思います。幸福は自分自身で感じるものです。
都会が好きな人もいれば、海が好きな人、山が好きな人、インドア、アウトドア、仕事、遊
び、色々と感性が違います。
長くなるので閉めますが、人生とは中国の古来の言葉にも有る通り、何が原因で幸福に成る
か、不幸に成るか判らないのです。私ももし生きられたとしたら、80歳くらいの年齢に成っ
た時に、人生を振り返り、どんな楽しい事、苦しい事があったか思い起こしたいと思います。
その時までは、日々、全力で生きる事が望ましいと思います。全力とは、自分自身の未来に
繋がる行いをしていく事です。若い皆さんは、引きこもりとかで苦しんでいる人がいるかも知
れませんが、家を1歩出て、人が居ない綺麗な自然でも見に行ったら、気分が変わるものです
よ。パソコンやテレビの画面では見る事の出来ない世界が広がっています。
人生で悩んだ時は、自然で心を癒し、社会に再び挑んで行くと良いものです。
続きはまた今度に。
2019年4月1日 著者