客観的時間と相対的時間と絶対的時間2

2018/10/16

 読者の皆様へ。

 客観的時間と相対的時間と絶対的時間の続きを考えましょう。

 宇宙∞規模に考えを拡大してみます。人間の科学的歴史は1~2万年とします。本当は数千

年間しかないですが、昔の古代文明が、何処まで科学(数学、物理学、生物学、化学、医学を)

解明していたか、情報が途切れているからです。

 銀河が出来る時の事を考えます。恐らく、物凄いエネルギーの消費が起こり、物質はその姿

を保てず、空間は膨張収縮し、時間は内部で狂います。

 人類の2万年の科学の歴史では、銀河の形成の経過観測をしていないので、その全容は全く

不明です。朝顔の花の、絵日記の様には、観察出来ないのです。

 『 客観的時間 』としては、そと宇宙空間から銀河の形成を見れば言い訳ですが、『 相

対的時間 』としては、その銀河の形成の中に入ってみれば言い訳です。

 現在の我々の住んでいる地球の所属する天の川銀河が、完成形だとは考えていません。形成

中か、若しくは崩壊中のどちらかで、安定期であっても、太陽系の様に、滅びの方向に向かっ

ている可能性があります。

 地球上から、他の銀河を高性能な望遠鏡で観察できても、その全容は解らず、我々の住んで

いる銀河系も、観測的な想像図ではないのですか。銀河系を美化し過ぎです。こんな銀河系で

あって欲しいとの願望が入っています。

 今、我々人類は、この銀河系の中の『 相対的時間 』の中を生きています。だから、物質

も空間的密度も時間的流れも場所により違います。これが、もし違う銀河から我々の銀河系を

観察していたら、『 客観的時間 』に近付きます。

 大宇宙∞程度の大きさの観察眼がもし可能なら、『 絶対的時間 』に近づく訳です。要す

るに、生物が存在して初めて時間的概念は感じる事ができるのですが、勿論、時間は普遍的に

流れてもいるので、生物の大きさによっても『 時間的概念は違う 』訳です。

 続きはまた今度に。

                            2018年10月16日 著者