昔の人が抱いていた近未来都市と森林の重要性について

2018/10/14

 読者の皆様へ。

 昔の人が抱いていた近未来都市と森林の重要性について考えましょう。

 一昔前のSF映画を観ると、近代都市が超高層ビルに複雑に絡み合う高層道路が存在して、森

林の無い荒れた荒野が、都市部以外に広がっているイメージですよね。

 そうなったら、都市計画の失敗ではないでしょうか。何故なら、森林や木で埋め尽くされた

山々が、空気の清浄剤の役割をし、酸素の供給源になり、気温の上昇を抑えるからです。

 先ず、環境学者の方には、森林と都市部の地表での限界比率を計算して欲しいと思います。

よく、環境保護区みたいな、決められた森林山々が存在していますが、それをきちんと設定し

て貰い、一定の人間が生き残るだけの自然環境を残す必要性があります。

 光合成をして酸素供給出来る森林が多くあった方が良いのは当たり前です。それと、海洋へ

の工業排水、家庭排水の垂れ流しの禁止をし、一度、水の洗浄施設に集めて再利用するか、海

に返す。

 そのサイクルが上手く行くと、先ず海洋上で雲ができ、陸地に流れていき、都市部と森林部

に雨を降らす。これも酸性雨ではなく、人間が浴びても良い程度のpHの雨に保つ。森林では、

水分が蓄積されて、動物達が自由に生きる環境を整える。

 乾燥地帯は、現在の科学では作物も育てられる位になりましたので、地下水を使い果たすの

ではなく、森林を育て上げ、理想としてはオアシスを作り上げる。偏った都市計画ではなく、

理想は都市部と森林山々地帯の均衡化です。

 最近の自然災害を見ていると、人口密集により、被害が拡大している傾向がある。地球温暖

化によりハリケーンや台風の巨大化に備えて、堅固な建物や街作りにするのもいいが、自然災

害の巨大化を抑える方策も必要である。

 利益優先の都市計画ではなく、自然環境を考えた都市計画が必要とされる。

 別の見方をすると、地球という惑星が、冒されつつあるのを、自浄作用を働かせて、人間の

数を減らそうとしているとも思える。いわゆる、人体における抗体作用を働かせていると、極

論として考えられる。

 人間は、誰しも産まれたままの綺麗な姿で、一生を生きたいはずだ。だから、肌にデキモノ

が出来たり、病に冒されたら、そこを治そうとする。

 人間がウイルスと卑下する事はない。寧ろ、地球という惑星の手入れをするガーデニングを

行えばいい。何て素敵な庭(森林山々海川)と、皆は旅行で見に行きたくなる環境を整える作業

を、これからの時代は考えていくのが望ましい。

 続きはまた今度に。

                            2018年10月14日 著者