地球の熱の保存は成り立つのか?

2018/05/21

 読者の皆様へ。

 地球の大気を含めた熱の保存は成り立つのか?

 結論から言うと、成り立たないと考えている。それは、完全に隔絶・断熱された

もの自体が存在しないから。

 地球が出来立ての頃は、まだ活発な惑星で、大気も荒れ狂っていたのでしょう。

それが安定してきてからも、暑い気候、寒い気候を、地球規模で繰り返してきてい

ます。

 例えば、振り子の球が次第に、何らかの抵抗で触れが小さくなるように安定して

きたのでしょうか? 今は、地球規模で温暖な気候です。

 周期は確かに存在していました。ですが、物には確実に寿命が存在します。太陽

系は安定期でありますが、この形を作るのに、何億年~何十億年かけてきました。

熱力学の法則でも、効率100%のものは、存在しないとあります。しかも、地球

は、開かれた惑星です。

 外部の環境に左右されています。太陽光、月の引力、その他。もっと、太陽系外

部の影響も受けています。このまま、永久に今の環境が続く訳がありません。人類

だけでなく、地球上全ての物、生命の存続を考えましょう。

 何故なら、地球上で頂点に君臨している人類は、その土台に支えられているので

すから。土台が崩れれば、頂上も崩れます。

 先ずは、環境を優先させないと、何かのきっかけで、地球上の生態が吹き飛びま

す。昔、核戦争に備えて、家の地下にシェルターを作り食料を蓄える事が流行しま

した。しかし、実際に核戦争が起こって、裕福な人達だけが数少なく残っても虚し

いではないのですか? 汚染された、人のいない地球に佇んでも。

 人類が滅んでも、大宇宙∞にとっては、何も変わりません。また、新しい惑星が

できて、違う種族が繁栄します、永い時をかけて。大宇宙∞は、人類のものではな

いのです。

 だからこそ、皆で考えましょう。直面している危機に対して。未だ、間に合う

と思います。人類として存続をしたいなら、まず、人類の住み良い環境を保ちまし

ょう。真面目に話し合って。

 人類が地球のある表面を掘ったり、地下水を抜いたり、海を埋め立てたり、山を

崩したりしたら、地球の何処かにしわ寄せが来ます。はっきり言って、人類はのほ

ほんと、快楽に溺れている場合ではありません。

 続きはまた今度に。

                        2018年5月21日 著者