確率と一定条件について

2018/03/13

 読者の皆様へ。

 昨日、確率の話を哲学的に致しました。サイコロの話しです。

確かに、ある6枚のカードに1~6までの数字が書かれていて、それを

任意に1枚引いて、それぞれの数値が出る確率は1/6かもしれません。

 ですが、サイコロとなると訳が違います。立体的だからです。

 例えば、サイコロをふる手の勢い、角度、高さ、空気抵抗、位置、

着地点とその凹凸、様々な因子(条件)が異なり、出目の数値が偏るはず

です。

 確率は、ある一定条件下のみで成立する、架空の数値だと思います。

 例えば、大都市に人が密集して、過疎地が出来ます。ウサギさんを、

飼育建物に入れて飼うと、壁を好み、壁沿いにウサギが密集します。

 現に、広大な宇宙空間で、質量(星など)は、均等分布していません。

それは何故かと問われると、答えに困りますが、要するに条件が異なる

からです。

 私はギャンブルはやりませんが、ギャンブルのパチンコで、上手な

人は釘の配置を見て、大抵勝つ人がいますよね。それは、一定条件を

見破って、必ず勝つ条件下に持っていくからだと思います。

 逆に、コンピュータ制御下の、スロットゲームでは、敗けが込みます。

ボタンを押す速度、間隔、強さ、台の調整等、一定条件下では無いように

店は機械を調整しようとするからです。

 私は、魚釣りが趣味ですが、魚がよく釣れる(密集している)所では、

沢山釣れますが、魚が少ない所では余り釣れません。ですが、潮目によって、

季節によって、日によって、それは異なります。条件が違うからです。

 恐らく、この世の中は、物質だけでも無限の繋がりの中にあるので、

無限の確率が存在しています。だから、私がこのブログを現在書いている

確率は、1/∞です。これは、何故かゼロに近似します。

 どういうことかと言うと、宇宙空間中の物事が、同時に動いている

(動かされている)からだと思います。存在の確率(私自身の)が、1/∞と

言うとで、これは、100年後にはゼロ、と言うことです。

 地球規模にしてみると、面白い事に、太陽に飲み込まれる時には存在

確率がゼロですが、1000年後の地球の存在確率は、軌道逸脱、隕石

衝突、戦争による亀裂破壊、その他不確定な要因でゼロに近付いている

気がします。

 難しい話ですが、確率はあくまでも統計学であるように思って学んで

います。順列にしても、者(物)に距離もありますし、ズレもあります。

だからこそ、人間の数学は未だ、宇宙∞を計算しようとするには、幼稚

なような気がします。

                   2018年3月13日 著者