気体のある容器への詰め込みによる液化について

2018/12/25

 読者の皆様へ。

 気体のある容器への詰め込みによる液化について考えましょう。

 一般的に、地球の大気の組成は窒素N2が80%、酸素がO2が20%としていますが、微量に

多くの組成式の気体が含まれています。元素の分子単体でなく、組成式が複雑なガスも多く存

在しています。

 その大気を絶対に破裂しない目の細かい分厚い金属容器に詰めて行くとどうなるか。

 飽和蒸気圧というものが存在しています。例えば、窒素と酸素の混合物を4vs1で混ぜ合わ

せても、それらは混合気体としてではなく、それぞれ単体の分子として飽和蒸気圧を示します

。ここで、圧力による化学反応は起こり、酸化窒素が出来る事を除く。

 では、100種類以上の混合気体の大気を、容器に充填して行き圧力を上げていくとどうな

るか。先ず、液化しやすい特定種類の気体が液化する。次に、飽和蒸気圧に達した気体分子が

液化しだす。最後に、容器の下部に液体化した複雑な混合液が溜まる。

 これを、惑星に例えると、惑星の高引力で掴まっている気体が、惑星誕生の瞬間に高温で全

て気化しているとする。惑星の本体に近い部分が冷えてくると、その地表部分が個体に成り、

気化したり液化したりすると、個体の地表に混合液体が溜まってくる。

 こうして、生命を育む惑星の元が出来てくる訳だ。

 続きはまた今度に。

                            2018年12月25日 著者