昔の瞬間移動の考え方について

2018/07/17

 読者の皆様へ。

 昔の瞬間移動の考え方について考えましょう。

 瞬間移動という概念がいつできたかは判りません。しかし、超越した画期的な考え方

であると思います。

 ですが、これには条件が必要です。まず、瞬間移動の方法は置いておいて、移動先に

障害物がある場合です。どちらが優先されるにしても、大破しますよね。これは、移動

先に空気がある時にも成り立ちます。

 SFの世界では、これは欠かせません。何故なら、高速移動でしか、異星人と出会えな

いからです。人類についての最高速度が最近の研究で光なのか、他の物質なのか知りま

せん。しかし、物語の都合上、宇宙船の外の景色が薄れる瞬間移動を多用しています。

 瞬間移動は、時間の節約上必要不可欠だからです。

 ここで本気で瞬間移動について考えてみます。先に、大宇宙∞の大きさの生物がいた

ら(もし)、ある端の物を手でつまみ、反対端に移す。その間0・1秒。つまり、小さな

生物にとって悠久に長く感じる時間は、巨大生物の運搬では極短時間なのです。

 だから、まずは時間の感じかたです。

 次に、科学的に考えると、人間の時間の概念を止めています。映画でコールドスリー

プです。冷気で仮死状態にし、目的地に到着する。これだと、目的地の座標がずれます

 最後に本気で瞬間移動について考えてみます。昔、空間を紙の様に折り曲げて、それ

ぞれをくっつけて移動するという考えが流行りました。航海時代には、新大陸をみつけ

るのに、大西洋を横断しました。

 時間が止まっていることは、物質も空間も何をしても動かない状態です。時間が止ま

っているのに、宇宙∞漂う岩石が動いていたら、それは時間が動いていますよね。時間

の停止イコール物質も空間も停止ということです。

 だから、結論として、瞬間移動は無理と言いたいところです。宇宙船が消える時に

周辺の空気が流れ込み、宇宙船が出現する時には大量の物質を押し退ける。

 時間は一方向に流れておらずに、ベクトルを持たないのではと言ってきました。だか

ら、違う時間の中にいる2つの物体は、同じ座標に存在可能なのでは。

 素粒子が、人体を通過しているように。言いたいことは未だありますが、時間と物質

と空間の不思議な関係(宇宙の始まりから)をよく考えてみましょう。

 続きはまた今度に。

                          2018年7月17日 著者