より少し良い性能の物に買い手が移る傾向について

2020/10/24

 読者の皆様へ。

 より少し良い性能の物に買い手が移る傾向について考え

ましょう。

 今や、世界中にITの技術が広がっています。このITは、

ハードの技術をそっくりコピーする道具に成り得ます。技術

の核心は、もはや人の手にあるのでは無く、AIや高性能コン

ピュータにあります。

 この2つで、研究から製造まで、カバーしています。だか

ら、いくらハード的に高性能な装置や製品を造っても、研究

されて更にその上を少し上回る製品を造って、売りに出され

てしまいます。

 だから、2~3年前の製品は、もう年落ちに成ってしまい

、余り重宝されません。伝統工芸の様に、人の手作りの物は

、また別ですが。

 製品のサイクルが昔より速くなり、より最新の物でないと

、先進国では使用されなく成りました。古いデバイスを使用

していたり、古いデバイスで製品を製造していたりすると、

製造効率やコストパフォーマンスが悪くて、淘汰されて行き

ます。

 しかし、核心の技術は健在で、これは生産技術や製造ノウ

ハウ等は、実際に製造元が持っているので、それは人の手に

職として付いています。

 だから、製造元によっては、製品の故障を滅多に出さない

所や、頻繁にリコールを出す所もあります。

 ここは、最先端製品を試すか、信頼を買うかによって個人

の意思で決めますが、余り時代錯誤的な製品を購入すると、

後で、下取り時に、高く買い取って貰えません。

 将来的に、価値は汎用性か希少性という事も、関わってき

ます。汎用性の物は、互換性に優れていてかなり長持ちしま

すが、希少性の物は、ニッチで使いづらいのです。

 その国際規格の勢力競争もある訳です。

             2020年10月24日 著者