2019/12/16
読者の皆様へ。
脳の物を認識する速度について考えましょう。
脳が物を認識する方法は幾つか在ります。視覚、触覚、聴覚、臭覚、味覚
等です。
ここで、視覚について書かせて頂きます。
物を表側と裏側から見るのは、全く見え方が異なります。例えば、絵等が
それに当たります。絵を角度を付けて右前から左前まで動いて視ると書かれ
ている物の、脳の認識の仕方、色彩等が変わります。
テレビ画面も同じです。
裏側を視ると真っ白であったり、作者の絵にかける想いが文字で書かれて
いるかもしれません。
オブジェはあらゆる角度から視られた時も想定して、造られているはずで
す。物は見る角度で認識が異なるのです。
認識速度も違います。演劇やコンサートの席を予約する時に、皆さんはど
の位置を予約しますか? 臨場感を得たい時は真ん前、全体像を観たい時に
は後方の席を予約しませんか?
また、1度既に見た事のある物を脳が認識する速度と、初めて見る物を脳
が認識する速度も、かなり違います。
1度既に見た事のある物を脳が再認識する速度は速いでしょう。しかし、
形が変わっていたり、時間が経過していると再認識速度に遅れが出ます。
見る側も、見られる側も、時間の経過と伴に、姿形だけでなく中身も異な
っているからです。
人間ならば、人生の荒波に翻弄されて、全く別の反面を持っているかもし
れません。
ですが、やはり根本的にお互いのシンパシー共感は変わらないと考えてい
ます。
続きはまた今度に。
2019年12月16日 著者