生命の個体と細胞の独立性について

2019/05/04

 読者の皆様へ。

 生命の個体と細胞の独立性について考えましょう。

 人間は、個人毎に、人権を持っています。そして、個人毎に、個体としての独立性を

持っています。ですから、誰かと誰かを入れ換えようとしても不可能です。

 時々、悲しい事ですが、昔、戦争の化学兵器で、母胎から産まれてきた双子の赤ちゃ

んが、魂は2つあるのに、個体が1つで器官も共有している状態で産まれてくる悲劇が

ありました。

 これには、触れない事に致します。

 個体として産まれてきた人間は、皮膚という外膜で区切られて、独立性を保っている

訳です。

 では、細胞はどうでしょうか? 細胞膜で区切られて、密集して構成されていますが

、それぞれ化学物質のやりとりをしているにも関わらず、独立性を保っています。細胞

分裂の時に、全く別の個体として別れる事をするのです。

 癌細胞は、1つ人体のどこかに出現すると、他の細胞を取り込み細胞の独立性を奪っ

ていきます。全く離れた部位に、血流を通してなのか解りませんが、転移して、そこで

も他の細胞を細胞膜により独立性を保っていたものを取り込んで、人体に有害な所謂、

血流を通さない死んだ生命体となり、人体を侵していきます。

 癌細胞が、どういう仕組みと、生命なのかどうかなのか知りません。生きているのか

、人間の細胞を食べるのか、人間の細胞に異常をきたすものなのかも。

 宇宙に話を広げると、ある宇宙が膨張しているならば、外側の宇宙空間は縮小してい

るのか、侵食されている事に成ります。宇宙が複数存在していると仮定すれば、お互い

に接して細胞の様に存在しているとする。

 それぞれの宇宙は、物質的、空間的、時間的に独立性を保っている事になるから、物

質交換を宇宙それぞれを隔てる宇宙膜で交換している事に成ります。だから、時間的に

ズレを生じている隣の宇宙が、可視でも不可視でも問題はなく、空間的に攻めぎあって

いるのでしょう。あくまでも、仮説ですが。

 少しの時間的ズレを見る事はできますが、1000年の時間的ズレを見る事はできま

せん。SFの世界ではないですが、大宇宙∞は、それくらい人間の常識では計り知れない

未知の世界という事です。

 私は、大宇宙∞は、有限に近い宇宙の集合体であって、その宇宙達は無限大に存在し

ていて、言い方がおかしいですが大宇宙∞に果てが存在していないと考えています。

 続きはまた今度に。

                           2019年5月4日 著者