2019/04/29
読者の皆様へ。
軽量化と重量化と強度と慣性について考えましょう。
前回の続きです。
軽量化と重量化は相対するものです。例えば、人を乗せる自動車、船舶、航空機で考え
てみます。
自動車は研究が成され続けられていて話す余地がありませんが、少し話します。少し前
、ガソリン価格が高騰し始めて、大型車が売れなくなり、それでハイブリッド車が出始め
ガソリン(ディーゼル含む)車に取って代わりました。
私が車の免許を取った頃は、ガソリンリッター価格が記憶にあるのはレギュラー70円台
から80円台だった気がします。現在は倍の価格です。勿論、地域や原産地など、様々な要
因でも、貨幣の価値でも値段は時代により変動するので、一概に言えません。また、政治
情勢もあります。
用途により、4輪自動車でも1人乗りの物が、再度、登場している様です。
船舶については、初期の木造船から、鋼鉄船、人工材料船舶と、用途により様々に変化
していて、大型、小型によらず、一概に用途で変わり、強度、慣性共に断定出来ません。
大型に成れば、深い水深を要し、座礁したら簡単に鋼鉄船舶でも沈むからです。
航空機についても、安全性を考慮して、まちまちです。
1番言いたい事は、人間の軽量化と重量化と強度についてです。先ず、機械装置の発達
により、肉体労働系と頭脳労働系とその両方に属さない系の仕事に分かれました。
肉体労働系では、単純作業型、重量作業型があり、前者は軽量化、後者は重量化の傾向
にあります。食生活にもよりますが。
頭脳労働系の方は、日中、椅子に座り手と脳の働きで仕事をするので、夕方になりスポ
ーツで体を鍛えても、肉体労働系の方には筋力で劣ります。これは、年齢と共に顕著にな
り、生活習慣病にもかかりやすく成ります。これは経験から言っています。
現代人は、分業化が進み、昔の人よりより動かなくなっています。移動機器が発達して
、歩く機会も、変化に富んだ動きを専門職の人しかしなくなったからです。
これは教育制度にも関係しています。学歴社会の厳しい国々では、大学進学の為に高校
卒業まで勉強一筋で生きる為に、体の発育が上がりません。遺伝的に、確かに島国は体つ
きが小さく、鎖国していた日本国では特に顕著です。近親者同士であったので、皆似ます
。所謂、脅威が無かったので、文化的に独特の慣習が出来て、南洋諸島や旧アメリカ大陸
の様に、独自の信仰が育ってしまいます。
一方で、大陸では、激しい民族間の争いがあるため、体が大きく成る様に意志が働き、
頭脳的にも明晰になります。
ここまでは、地球の歴史、年齢を考慮していない。太陽系は、太陽の周りを惑星が回る
仕組みなので(勿論、神の力により)、太古には灼熱であった太陽の質量も熱も減り、い
わば、人間は地球環境が一番安定した時期に出現し、繁栄している。
灼熱の太陽から安定的太陽になり、次には弱くなった太陽なのではないか? それを物
語っているのが、動物の小型化であり、医学の発展はあるが、確実に人間の体の末端まで
、弱く成ってきている。強度も落ちてきている。稀に、スポーツで記録が伸びているが、
技術的発展とデータ分析によると思われる。
人間は、人口密度の上昇と科学技術の発展により、常にイライラし、心配事を抱え、お
互いに他人より先んじようと考えて、成熟した大人に成ることに失敗する。過去の偉人の
様に思考が成熟していない。生きている事が当たり前の世の中だからだ。
長いので、3に続ける。
2019年4月29日 著者